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#7 「DXの本質」 Sense Of Urgency

「Sence Of Urgency」

直訳すれば、危機意識とか緊急意識とか危機感とかだろうか…。
企業変革において一番最初に考えるというか、意識することがこの「Sence Of Urgency」であると思う。
単に危機感を煽るだけではなく、危機感を機会に変え大きな大志を掲げることが重要である。

危機感を持つといっても、通常の中で将来を見据えた危機感に対して的確に対応することは非常に難しいことである。
ズラされたコンフォートゾーンの話しは、しばしばしているが、人は(企業も)一般的に変化を嫌うものである。
特に上手くいっている場合は変化をしたくないと考えるのが自然だ。
できれば、慣れ親しんだことをやり続けたいし、その方が楽である。
わざわざ企業変革のような労力がかかることをやる必要があるのかと考えるのは当然のことである。

しかし、こういった惰性の力が、知らず知らずのうちに企業を蝕み、「ゆでがえる」になってしまうのである。
この「Sense Of Urgency」という言葉の中には、緊急性も秘めている。
いま、改革しなければいけないということである。


正直、自分も去年の初めに新型コロナウイルスが発生した頃は、オオカミ少年よろしく、SARSやMARSやBSEのように、“日本にはこないだろう、入ってきても日本の医療や、衛星環境であれば、そうパンデミックにはならいだろう”と思っていた。“日本で感染が出始めても、半年もすれば終息するだろう”くらいに楽観的に考えていた。
本当に危機感が芽生えたのは、「志村けん」さんが亡くなった頃だろうか…。そして、あれよあれよという間に感染は拡大し、人や社会や企業に甚大のな危機をもたらした。


この新型コロナウイルスは、我々に「Sense Of Urgency」ということの重要さを教えた。
企業変革を常に意識しながら企業の運営をしていかなければ、ある時に突然やってくる危機に対応できないということである。

「Sense Of Urgency」という意識を持ち、企業変革を常に実施する。
柔軟な組織、文化、価値観を醸成することが非常に重要である。
そうすることで、想定外の環境に変化に対しても最小限の被害で食い止められるようなResilience(回復力、復原力)が強化されていくのではないだろうか。


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