見出し画像

『不確実性の時代を生き抜くビジネス構造を考えてみた』

約1週間ぶりの投稿です...
だいぶサボりました...

またまた、オミクロン株の感染者数が激増してきました...
いつまで、このような環境が続くのでしょうかね...

先日は、南太平洋・トンガ沖で起きた海底火山の大規模噴火があり、日本にまで津波の警戒警報がきました。

さてさて、そんな不確実性の時代を生き抜くためのビジネス構造を、ぼんやりとオフィスの窓から外を眺めながら考えていました。

もの凄い勢いで世の中は変化していますよね…
企業もその変化に対応していかないと生き残っていけないなあと、つくづく感じます。

企業価値を持続的に向上させていくことが企業の目的です。
そのためには、社会に貢献するサービスをビジネスを通じて提供していく必要があります。

短期的な収益だけを追うのではなく、長期的な価値の向上を目的としていかなければなりません。それは、長期志向であり、未来志向であり、目的志向である必要があります。

戦後の高度経済成長期のように市場全体が成長しているのであれば、短期的な収益を追うことが、持続的な企業に成長につながるでしょう。

しかし、モノやサービスに溢れた成熟した市場においては、短期的な収益を追い求めていては、長期的な成長は望めません。

企業の原理としては、資金を調達して、投資して、収益化するということが基本原則の流れです。

画像2

これが、ビジネスの基本的な構造ですよね。
結局は、「カネ」から始まっているんですよね。

その「カネ」をどのように使うかということが非常に重要になってきます。

さて、不確実性の時代において、どのように競争優位を維持し、企業価値を拡大するために、どのように事業を運営していくかということです。
企業の構造を図で表してみました。


画像1

上図において、企業の資産は「ヒト」、「モノ」、「カネ」と言われますが、ここで重要なのは、結論からいうと「ヒト」です。
しかし、一番最初に考えなければいけないのは「カネ」です。残念ながらいくらキレイごとを言ってもこれがないと始まらないのです…

この「カネ」を「ヒト」にあてていくのです。

「モノ」に関しては、さまざまものを収益化するサービスが出てきました。
特にデジタル化する社会において、テクノロジーを活用したサービスを実現していかないと社会から通り残されていきます。
そして、テクノロジーサービスは、クラウドサービスの出現によってモノという資産に対して企業が投資をする量が減ったのではないでしょうか?
同時に、時間的制約からも大きく解放されていると思います。

これは、大きな資産を持って事業を実現していくということが減ってきたということです。

ということは、「モノ」に対してカネを投資して、その資産を活用して事業をスケールしていくような時代ではなくなったということではないでしょうか?
(もちろんゼロではありませんが。。。)

小さな資産で素早く事業を立ち上げ拡張し、ピボットを繰り返しながら成長していくというのが、これからの企業のあり方ではないでしょうか?

さまざまなものがデジタルに置き換わっていきます。今まで資産を持った企業が優位だった時代は終わり、その資産(特に有形資産)は企業の成長の足枷にしかなり得ないということも多いのでは?

そこで、DXというキーワードを掲げ企業変化が求められます。デジタル化する社会への生き残りをかけた企業変革です。
そんな中、環境の変化は想像以上にはやく、この「DX」という言葉でさえ、陳腐化してきているように思えます。

不確実性の時代に対応できる企業に変革しなければいけませんね、、、
そのために何に「カネ」を使うのか?ということです。
企業は企業(事業)価値を向上させることが重要です。
1年単位での収益を目指していは、息切れしてしまいます。
では、その「企業価値」とはどういうことかというと、将来にわたって生み出されるキャッシュフローということになります。
企業価値を拡大するには、「将来得られるキャッシュフローの成長と資本コストを上回る投資収益力」によってのみ拡大します。
このことを社内に浸透させることです。
投資対効果が高い行動が、社内に浸透しているということは、企業価値が上がるという事です。そういう「ヒト」を採用し、育てていくということに「カネ」を使うということですね。

繰り返しになりますが、短期的(限られた期間、年間とか)にみて、PLが良いとか悪いとかで評価するのではなく、長い眼でみるべきです。時間は永遠に続いていきます。そしてビジネスは、良い時もあれば悪い時もあります。今が良くても悪くても、将来の企業価値を生みだすには何をすべきかを考えて、判断して、行動するべきです。

上図「不確実性の時代を生き抜く」の図でも表しているように「企業の価値の拡大」を目的におき、そのための戦略を考えビジネスモデルを創造し、そのビジネスモデルを実現するためのエコシステムとその枠組みを作り上げ、そこに企業がもっとも重要視するべきである資産の「ヒト」を投入し、ビジネスを推進しながら常に変革を行なっていくことが重要です。

この枠組みを柔軟に変化できる構造を作り上げていくことが不確実性の時代を生き抜くビジネス構造ではないでしょうか…

その企業という組織において、重要な資産であるヒトをEmpowermentしていくことですね。
この無形の資産が競争の源泉となり、ブランドなり差別がはかれるのだと思います。

そんなことを、オフィスから窓を眺めぼんやりと考えていました。

で、自社はどうあるべきかと、、、

次回は自社(Mt.SQUAREはどう進むべきか)について書こうと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?