『いま叫ばれる企業変革について考えてみた』
少し前にUX、CX、BX について考えてみました。
世の中Xだらけですねという…
今回はXはXでも、TransformationのXについてです。
DX(Digital Transformation)やSX(Sustainability Transformation)という言葉が世の中を賑わしています。
このDXやSXは手段です。
目的は、あくまでも企業変革(Transformation)です。
では、企業変革とはなんでしょう?
そもそも、なんのために企業変革をするのか?
変革する必要がないのであれば、こんな大変なことはやる必要ないですよねよ…
グローバル化、技術変化、市場ニーズの変化、競争のタイムスパンの短縮などが進む中で、変革をいかに進めるかが問われる時代となっています。
環境問題や社会問題の顕在化、消費者を中心とした社会のデジタル化が進んでいます。
そして新型コロナウイルスの感染拡大がその変化のスピードに拍車をかけました。
企業を取り巻くステークホルダーも変化しています。
こうした著しい環境変化の中、企業も変わらなければいけません。そしてそれは単なる変化ではなく、変革という大きな変化が求められます。
変革とは、企業の戦略やビジネスモデルを大きく変化することを意味します。時には企業のミッションやビジョンも見直す必要があるかもしれません。パーパスという言葉がトレンドとなっているのもこうした背景からだと思います。
そうなると企業変革は企業が求める価値観や意識、文化までも変わっていく必要があります。
不確実性を生き抜いていくには、以下のような企業の構造を変えていく必要があります。
ビジョンを見直す
戦略:戦う場所を変える(変わる必要がある、変わる)
ビジネスモデルを変える
組織を変える
人を変える
意識を変える
文化を変える
エンパワーメントな組織にする
こんなイメージです。
そして、エンパワーメントとは?
企業変革は、組織規模が大きくなればなるほど難易度が高くなります。
加えて、過去の成功体験がある組織ほど、方向転換を果たすことは難しくなります。
企業の成長や変革には意識改革をしなければならないという話を聞いたことはなりなせん。
行きつくところは、人なのです。
企業変革を突き詰めていくと、人の意識改革に突き当たります。
意識改革を行うのはあくまで社員一人ひとりですが、その変革が成功できるかの責任者は経営者です。意識改革を行うことの必要性や意義を伝え、定着するまで繰り返し発信していくことは経営者の責務としてとらえ、トップメッセージとして伝えていく必要があります。このトップメッセージをおざなりにしていると、意識改革のスピードは低下し最終的には期待している改革を達成できない結果を生みだしてしまう可能性が生まれます。個々人の改革に向けた意識付け、定着化を経営者にて行っていくという認識が重要かと思います。
そして昨今、変化の波が大きいのがデジタル・テクノロジーと環境問題です。
なので、デジタルや環境問題をイネーブラー(起点)にして企業変革をしましょうというのが、DXだったり、SXだったりします。
変革しましますか?それとも死にますか?
そのくらいの危機感をもって変革を行う必要があると思っています。
最後に企業変革における重要な考え方としてダイナミックケイパビリティがあります。ダイナミックケイパビリティについては別途書きます。
とりあえず、今回は問題提起としてにとどめます。
おしまい
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