#8 「DXの本質」 Resilience
Resilience
新型コロナウイルスのパンデミックは、企業レジリエンス(回復力)の課題を突きつけた。
どうだ、立ち直れるかと言わんばかりに。。。
急速に変化する環境において、企業のレジリエンスの強化が急務である。
新型コロナウイルスのパンデミックの中で大打撃を受けた企業は多い。
そのような企業がレジリエンスを実現するためにやるべきことを考えてみる。
企業として第一に考えるべきは、「従業員の生命と生活をいかにして守るか」ということである。
やむなく、リストラを慣行するにしても従業員の次の環境の支援もしなければならない。
救急車を呼ぶことだ、そして直ぐに手を打つことだ!
次にはビジネスの構造改革である。特に大きな被害を被った企業はビジネス構造の改革の必要性に迫られる。
まさに「Sense Of Urgency」である。
大手術の必要性に迫られる、しかも緊急手術だ!
そのためのシュリンク・トゥ・グローのV字回復のシナリオが重要である。
従業員へは、きちんと、大手術の説明をしなければいけない。
インフォームドコンセントだ!
さて、手術に移ろう、、、。
そのV 字回復のシナリオをもって、ムダコストを減らし、資金の調達が必要になるかもしれない。
まずは、止血と輸血だ!
失った資金の調達とキャッシュフローの改善である。
こういった時に重要なのは、フリーキャッシュフローである、このフリーキャッシュフローをどのように捻出するかである。
そして、今回の新型コロナウイルスの世界的な感染拡大はサプライチェーンを分断した。分断されたサプライチェーンの回復もさることながら、サプライチェーンの再構築もしていかなかれば、レジリエンスは強化されない。
今までつながっていなかったところをつなげる、バイパス手術だ!
最後に、ビジネス改革である。
戦略、ビジネスモデル、組織、文化まで改革し、今回のような大きな環境変化にも対応できるような構造にする必要がある。
体質改善を含めた、リハビリだ!
このようなレジリエンスを強化するには、デジタルテクノロジーの活用が必須となる。
これが、デジタルテクノロジーを起点とした企業変革、いわゆるDX(デジタルトランスフォーメーション)である。
ドクターX、大門未知子であれば「わたし失敗しないので!」と一蹴するのだろうが、DXの成功率は決して高くない。
それでも、やらなければ2025年には崖から転落してしまうかも…
そうなれば、再手術だ...
本来であれば、新型コロナウイルスのパンデミック前から取り組むべき課題であったが、今回の感染拡大はそのDXの推進に拍車をかけ、様々な領域でのデジタルシフトを加速させた。
というわけで、早期発・見早期治療が重要だ!
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