世界が注目するトルコ大統領選は「知らぬ仏より馴染みの鬼」か
今年の世界で「最も重要な選挙」と呼ばれるトルコ大統領選は、現職のエルドアン大統領とリベラルな経済学者で野党統一候補クルチダルオールのどちらも当選に必要な過半数に届かず5月28日の決選投票にもつれ込んだ。
注目は、20年にわたって親欧米とも反欧米ともいえない独自路線で国際政治に一定の影響力を維持してきたエルドアン政権が敗れ、親欧米政権が誕生するかどうかだ。トルコが親欧米路線に転換すれば対ロシア制裁強化され、ウクライナ戦争を含む国際情勢に大きなインパクトを与えることが必