スポーツと怨霊??〜白峯神宮〜
いろいろな神様が日本にはいらっしゃいます。その中にはスポーツの神様もいらっしゃいますので、ご紹介したいと思います。
サッカーのワールドカップ開催のきっかけに《「蹴鞠(けまり)の神様」として知られる京都市上京区の白峯神宮に、日本代表の活躍を祈る修学旅行生らの参拝客が急増》。普段の約10倍ほどの1日400~500人が訪れるようになったそうです。
今はそれほどの多さではないかと思いますが、白峯神宮さんは、球技の勝利などに御利益があるとされ、「球運」が授かるようにと多くの参拝客が訪れ、境内の石鞠を回し代表の健闘を祈願されているそうです。
鞠の守護神「精大明神」がお祀りされており、口コミでサッカーファンらの参拝が増えたようです。
スポーツ関係者の崇敬を集められ、バレーボール女子代表はここで御祓いをうけたボールで勝ち抜いたと聞いております。
境内に「蹴鞠の碑」があり、その石鞠を回転させると「球運」が授かるといわれております。
サッカーファンのみならずスポーツファンの方はぜひ一度訪れてみては如何でしょうか。全国で唯一の「闘魂守」があります。
もうひとつ、ここ白峯さんは怨霊ファンの方にとっても、京都でも数少ないお宮さんです。正面の門と本殿がずれているのにお気づきになると思います。封じ込めた怨霊が出ることが出来ないためといわれています。
白峯神宮は保元の乱の悲劇の主人公、崇徳上皇が祀られています。崇徳上皇の悲劇はその出生の秘密にあるといわれていますが、その出生の秘密による跡取り争いに敗れ、讃岐へ流されます。
その地で最後は身の毛もよだつ姿に成り変って呪いの言葉をしたため、生涯を終わられたそうです。その遺骨は京に入ることはついに許されず、讃岐の白峰山に葬られたと伝わっています。
ところがです、その後、京ではさまざまな凶事が続いたのです。讃岐は京から観て裏鬼門の南西です。
京の鬼門封じのバリアを突き抜けて上皇の怨念が京へ祟ったのです。その秘密は、洛北の金毘羅山にあるともいわれています。
この山の名を聞いて思い当たることはありませんか。そうです讃岐です。
また、この金毘羅山の南方向に位置したところに、崇道神社があります。この崇道神社も崇道天皇の御霊を鎮められたお社です。
千数百年の京の怨霊物語、きっと皆さんを京の不思議の世界へ謎解きにいざなってくれると思います。
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