建築批評 装飾と正義
「装飾と犯罪」という有名な本( 毒舌本 )を読んだことがありますが、オーストリアの建築家アドルフ・ロース( 1870 - 1933 )は、すべての装飾が悪だと言っていたわけではありません。 彼が批判したのは、当時流行し始めていたアールヌーヴォーのような、装飾過多で歴史的な深みもなく、クライアントのアイデンティティとは無縁の装飾を「犯罪」と断じたのです。
一方で、ブルガリホテル東京は訪れる人々を歓待( おもてなし )するために、隅々まで装飾を施しています。 その装飾は、ギリシャ生まれローマ育ちのブルガリの世界観を見事に表現しており、「犯罪」とは正反対の「正義」と言っても過言ではありません。 行ったことは無いけれど。。。
#建築批評 #建築 #批評 #東京
Bulgari Hotels Tokyo | ACPV ARCHITECTS Antonio Citterio Patricia Viel
Tokyo / Japan / 2023
https://www.archilovers.com/projects/326563/bulgari-hotels-resorts-tokyo.html
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