改めてトレーニングとは?


トレーニングってなぜ行うのでしょうか?

トレーニング=鍛錬って意味でしょうか?
日本語だとなんなのでしょうかね。
日本語だと、訓練、教育、しつけ、などの意味があるようです。
筋力トレーニングってことは、筋力を訓練しているわけです。
脳トレは脳を訓練しているわけですね。
わかりやすい。

一般的に今流行っているトレーニングは
どっちかというと筋肉を鍛えるためなので
筋肉トレーニングですかね。
アスリートの人はあまりやらないかもしれません。
逆に筋トレってどっちの意味で行っているのかにもよって
変わってくるかも知れませんね。
筋肉を付けようみたいなキャンペーンをすごいやっていますからね。
それはそれで良いでしょう。
筋肉がついてくると、比例して筋力もついてきてしまいますから
筋力トレーニングをしているのかも知れません。

でも
100kgを持ち上げたいんだ!!ってやっている人よりも
腹筋を割りたいとか、綺麗なボディラインを作りたいって
やっている人の方が多いのではないでしょうかね。

前置きが長くなりましたが
今回は、アスリート向けの筋力トレーニングについて話そうかと思います。

一昔前までは、野球選手は野球さえやっていれば、
水泳選手はプールで泳いでいれさえすれば、
柔道なら畳の上で組んでさえいれば
そのままスポーツ種目のトレーニングでした。

なぜこのような理論になってしまったのでしょうか?

19世紀のイギリスで1マイル走(1600m)のトレーニングで
1マイルをどう走るかということしか記述がなく
選手はひたすら繰り返し、1マイルを走るトレーニングを行っていたそうです。
ところが、より速く走るためには短い距離を素早く走る能力も必要だ!
また、持久力を高めるためにより長い距離を走ることも必要だ!
疲労した筋肉や関節の柔軟性を高めるためにはストレッチも必要だ!
みたいに色々、増えていったわけです。

その結果
実際に1マイル走るという専門的時間が少なくなってしまった
という矛盾が出てしまったのです…

まあ、時間は限られていますからね!
やることを増やすと、他のことができなくなります。
それはそうだ!!

近代スポーツでもその矛盾はあります。
「サッカー選手はサッカーをすることでしか強くなれない論」
「サッカーをしているだけでは強くなれない論」
が対立していて、どちらのチームもある程度は勝利をしています。
なので、困ってしまいますね。

さらに
近年スポーツトレーニングの種類は数えきれないほど増えています。
しかも、やり方に関する溢れん馬狩の情報は、自分から教えを乞うために出向いたりお願いしなくても、インターネットで誰でも動画付きですぐに手に入ります。
なので真似することは誰でも可能です。

そうしたハウツーが多すぎて結局何を取り入れるべきなのか
迷いますね。
僕もめちゃくちゃ悩みます。
調べれば調べるほどよくわからなくなります。
何を行うべきななのか。
全て取り入れるのが良いのでしょうか?

実際に起こったことでいうと
ある水泳部が新たにメンタルトレーニングを取り入れ
さらに陸上での補強運動を取り入れた結果
肝心の泳ぐ時間が減って弱くなってしまった。
という話もあります。

大切なことは

そのスポーツ競技において強くなるために
個々の選手やチームの直面するから課題に対するパフォーマンスの向上のために、何が本当に必要なのかということを改めて真剣に問い直す必要があります。

重要なことは、流行りのトレーニング法を単に無批判で取り入れることでもなく、
基礎基本という言葉に逃げるでもなく
目の前のクラインとのパフォーマンスを少しでも向上させるトレーニング方法で、少しでも効率よく効果を上げるためのトレーニング方法を現実的な課題と条件を踏まえつつ、科学的な視点から冷静かつ多角的に検討し、最善策を見つけ出すことに尽きるのではないか。

ただやるだけでは、パフォーマンスが改善することはありません。
ウエイトトレーニングもスポーツにとって強くなるための取り組むべきトレーニング全体の一部であることに何ら変わりないのです。

なので、ウエイトトレーニングだけが独立していては意味がありません。
本業がトレーニングではないのです。
「もう一つの種目」くらいと熱心に取り組むことは良いですが
ウエイト「オタク」になってしまって本業が疎かになってしまっては意味がないですね。
パフォーマンス改善のためにどうトレーニングが結びついているのかを考えて
トレーニングのためのトレーニングを続けることをやめましょう。
それは時間の無駄になってしまいます。

まとめると

・トレーニングを始める前に、個人に必要なトレーニングは何か考える。
・そのトレーニングが競技のどの部分に結びついているか。
・現実的なプランなのか。
を考慮しなれば時間の無駄になる可能性がある。

という感じなるでしょう。
意欲を持って取り組むためには動機が大切です。
それは何だって良いのですが、楽しく続けるためには
何かしらの目標があった方が良いと私は思いますよ。
以上です。
少しでも参考になれば幸いです。

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