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4th Single「MASQUERADE」歌詞解説

1.はじめに

去年の12月1日にLyric Videoが、同月25日には各配信ストアでの配信が開始となりました。

聴いてくださった方はなんとなく、「これまでとちょっと違うな」なんて感想を抱いてるんですかね?

どうなんですか(圧)?

初めてジャズアレンジをふんだんに使った楽曲なんでね。

そして、そのサウンドに合った歌詞が書けたのではないかと思います。

テーマをひとことで表すなら「恋心を隠そうとする青年の心情」ですかね。

前作にも沢山収録されていたように、今回も恋愛ソングにはなりますが少し、方向性が違います。

それでは歌詞解説、いってみよ〜!!

2.歌詞解説

貴女への想いは
叶わないものと知った
それでも忘れることが
できないままでいるんだ

キャッチーなサビのメロディーに、「失恋したけどその相手を忘れられない」と嘆いている歌詞を載せました。

僕の恋愛ソングはね、失恋してから始まるんですよ。
想いが叶って「はい、スタート‼️」なんて無い!!

物語の主人公
にはなれない
わかっていたさ

ただ影に潜み
陽の光に当たる
貴女を見てた

ここでの「物語」とは、「恋愛劇・舞台」をイメージして言葉を選びました。

そして、

物語=「貴女」の人生

を指しております。

その人生におけるパートナーは誰かというと、少なくとも歌詞における主人公(以降、「僕」と表記)ではない他の人。

「貴女」にとっての物語(人生)の主人公ですね。

頭のサビの歌詞の通りです。

また、後々出てくる立場の違いというものを「陽」(スポットライトの例えとしても活用)と「影」といった対極にある言葉を使い、表しています。

つまり、

主人公が「貴女」を見てた=片想い

という内容。

悲しいね。

それでも貴女は僕に
手を差し伸べてくれる
住む世界の違う2人
それを忘れさせる

想いを伝えることが
貴女にとってただ
足枷となる未来だ
僕は隠していよう

『しかし、その「貴女」はそんな立場の違いなどを気にせず接してくれる。
その間は立場の違いを忘れられた。

想いを伝えてしまえば、自分とは別に愛する人がいる貴女を困らせてしまう(その例えで「足枷」)。
伝えずにいよう』

というのがこのパートの内容。

余談ですが、ここからサビに入るまで続くパートがひとグループ(Bメロ?)になります。
ここの歌詞とストリングスのアレンジが妙に合ってて、例えるならディ◯ニーの映画のワンシーン。

サビ以上に聴きどころのような気もしています。

しかし、ただ綺麗に終わらないのが僕の描く世界。

歌詞として載せていませんが、裏で違うメロディーで違う歌詞を歌ってます。

「届かない月なら引きづり下ろせ」

これがその歌詞です。

月というのはあくまで比喩で、「月が綺麗ですね=貴女を愛しています」というよく耳にする表現を活用したものです。

ざっくり意味を説明すると

叶わぬ恋なら想い人、そしてその愛を力尽くで自分に向けさせろ

ということです。

先に書くと、最後に出てくる「もう1つの感情」というのもこの心に生まれた黒い部分を表しています。

貴女の瞳には
僕の表情はどう映る?
貴女に抱いてる想い
どうか気づかれないように

心に秘めた想いが表情に出ないよう気にしている場面。
つまり仮面を被るわけです。

タイトルの伏線回収!!

※大したことじゃない

今はまだ貴女のそばに
いられるのかもしれないが

いつかは必ず結末が来るものでしょう?
それでも今だけは

アートワーク解説にも書きましたが、この曲自体の詩世界は「結婚式の2次会(的な感じ)」が舞台。

「僕」は呼ばれてるだけまだマシですが、これを機に「貴女」は愛する人とより一緒に過ごす時間が増えるわけで。

それを見越した心情がここで描かれています。

ちなみに「おわり」と歌って「結末」と読むのは、Aメロに出てきた「物語」とかけているためです。

貴女が僕に語る
台詞はただの作り物
貴女の人生で僕は
ただの脇役でしかない

僕の表情は今も
想いを隠したままだ
もう1つの感情さえ
心奥に押し
殺して

前半、めちゃくちゃ悲観的になってます。
まあそりゃなりますよね。

内容は舞台の脚本っぽい表現になってます。
そのため、実際に歌っているフレーズと文章に起こした時の表記が変わります。

前半に関しては以下の通り。

作り物→優しさ
人生→舞台

そして後半。

まず、「おもい」と歌う箇所が2回あり、それぞれ表記が違うこと。

皆様、気になったんじゃないですか?
(皆様「そうですね!!」)

正直ほぼ先述の通りですが、説明すると

想い→恋心
感情→憎悪

を表してます!!

わざわざ言葉を使い分けた理由としては、恋心とそれに伴って生まれる黒い感情達を別々のものとして表現したかったためです。

個人的に「想い」と「感情」の間に、どことなくニュアンスの違いを感じているもので。

ちなみにこの感情も隠しているので、仮面を被る「MASQUERADE」なわけです。

3.おわりに

華やかなサウンドにマッチした、劇的な歌詞表現と内容だったのではないでしょうか。

どうなんですか(圧)?
※2回目

また、これまでの曲とはまたひと味違うダークな表現も出てきましたよね。

これからも僕がまだ見せていない「絶望」を、曲という「華」にしていくんで、どうぞよろしくお願いいたします!!

なんだか抱負みたいになってしまいましたね。

それでは、今回は以上!!
あざした!!


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