仕事を選ぶなと言う年配者たちの学歴コンプレックス

高学歴が働きたくても仕事がない原因の一つ

やや学歴はよい私だが、30代後半にして就活を苦労している。
仕事を選ぶなと言う方は年配の方に多い(ここでは、約50歳以降、つまりバブル世代以降を年配の方と呼ぶことにする)。もちろん、全員ではない。
しかし彼らの学歴コンプレックスの強さといったら天を穿つ槍ヶ岳のようである。
そして、彼らのほとんどは要職についていて、仕事を選ぶなと我々就活生(30代だが就活生と呼ぶことにする)に言う。
就活で苦労したことのない世代のセリフとしてはありがちである。彼らと違い、我々は必死に勉強してどこにも就職先のなかった世代である。
単純労働、肉体労働も応募している。しかし受からない。
激しい肉体労働は避けているのは確かだが(私は若い頃スポーツで毎日がむしゃらに体を痛めつけ、なんの結果も出せないまま膝を痛めた。膝は一生治らないようで、今でも少し動くと痛い)、「仕事を選ぶな。選ぶからどこにも受からないのだ」と年配の方に言われると少しだけ頭にくる。さらに面接官は「高学歴なのにありきたりの資格しか持ってないのね」などと言って不採用にしてくる。学歴コンプレックスが見え見えなのだが、こちらとしては対抗する手段がない。一刻も早く面接を切り上げるのみである。とにかくかれらの学歴コンプレックスのせいで、我々の就職活動は難航しているのだ。

彼らの学歴コンプレックスと年齢差別

彼らのうち自身の低学歴を気にしている人は驚くほど多い。「高学歴なのにこんなこともできないの〜??」と言ってくる。彼らは遠慮などない。面接相手にも非正規相手にも遠慮なく言ってくる。こちらは弱りきっているのに、「高学歴には何も言っても良い」とでも言わんばかりに攻撃してくる。
彼らの学歴コンプレックスはとても重症であり、ひとまわり下の我々にはキツく当たる。
しかし孫世代の若者(ゆとり世代以下)にはとてつもなく優しい。結果としてゆとり世代の人生はめちゃくちゃ楽勝な人生となっている。むろん、苦労している人々もいるが。20代なら若さをアピールするだけでどこにでも就職できる。

学歴なんて誰も気にしていない


高い人ほど気にしていない。しかし年配の方々は思いの外、予想以上に気にしている。この思考の癖はもう、一生治らないのかもしれない。そして悪いことに、私のような30代後半の就活面接では50代以降の方が面接されることが多い。内定までは道が遠いね。ちゃんちゃん。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?