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第1137回【nakaちゃんねる 圧巻人生達成プログラム】(2024/7/12)▲▲事前の準備がモノを言う/先達はあらまほしきことなり/終わりよければ全て良し、の話▲▲


今年もこのタイミングで
富士登山の会に参加してきました。
全国から集まった勉強仲間との1年に1回
(と書きかけたが、1年に複数回しているうちの一つ)
の個人的には重要なイベント。


もちろん富士山に登ることも
大事なのだけれども、
それ以上に共通言語を持った仲間と
「日本一」を目指すことに意味がある。

今日のタイトルの数々も、
この富士登山の中で改めて得られた
教訓のような、私たちの生活指針を表すような
重要なキーワード。
富士登山でこんな真面目なことを考えながら
19人の大多数(うち2名は小学生!)で
日本一の頂を目指すことが出来るとは、
なんとも高尚な仲間達だと感謝しかありません。

そのキーワードから得られた
教訓の中身に触れておきましょう。

1)事前の準備がモノを言う
今回の富士登山は
登頂から土砂降りの中を進む、
「涙の直進行軍」のような天候でした。
自然が相手なので
天候が良くなったり悪くなったりするのは
致し方ない。

みんなずぶ濡れになりながら
8合目の山小屋でステイすることになったのですが、
各々に濡れた衣服を交換する術を
実は持っていなかったのです。

ここ最近の天候を予想して
替えの服はビニールに入れておくとかすれば
着替えることも出来たのですが、
替えのシャツやインナーもびしょ濡れになり
着替える服がそもそも無い。。。
私に至っては、
替えの服すら持ってきていなかった。

濡れネズミのまま寝袋に入って
一晩を過ごすこととなったのですが、
気持ち悪いことこの上ない。

これは事前に着替える必要があるかも?
と想定をしたうえで
準備をしておけば解消できた課題。

この志高き仲間の富士登山は
今年で3回目だったのですが、
私は少々脇が甘かったのかも・・・
と反省することしきりでした。
場合によっては、
自分のモチベーションにも
影響する可能性のあることですからね。

段取りが八分、ってよく言われますが、
富士登山だって段取りが出来ていてこそ
登頂へのモチベーションが上がるというもの。

来年の富士登頂に向けた
前向きな教訓を得られたと心得ています。

2)先達はあらまほしきことなり
これは吉田兼好の徒然草の中
「仁和寺にある法師」の話の中で出てくる一説ですが、
何事もその道に通じた人がいると良い
といった話を兼好さんが語っている内容です。
それに近しいエピソードがあったわけです。

実は私
今回で3回目の富士登山だったのですが、
登山口で登り切ったところにある碑
(日本最高地点、みたいなことが書いてある)
を見て
「日本一を達成」と勝手に思っておりました。
それは、私の単なる思い込みだったことを
今日初めて知らされることになるのですが。。。

今回の登頂では少し時間があったので、
富士登山名物の「お鉢巡り」というのを
初めて経験してきたのです。
富士山の頂上の火口部を
ぐるっと一周するやつですね。

その道中で富士山測候所のある
「剣が峰」という地点を通ることになるのですが、
ココこそが本当に日本で一番標高が高い場所に
位置するのです。

「日本最高峰富士山剣が峰」
と書かれた石柱も立っているその場所。
ココこそが日本で一番高い場所だ!
と思いきや、実はそうではない。

この石柱から左に5mほど移動した場所に、
赤いペンキで小さく×を書かれた場所がある。
ココこそが正真正銘、
日本で一番高い場所になるのだそうです。

こういうことは、
その事実を知っている人から
教えてもらわなければ気が付きようもない。
今回の富士登山を企画してくださった
フッ軽経営者・Kさんが教えてくれなければ、
私は「日本最高峰富士山剣が峰」という石柱を見て
満足感に浸り下山していたことでしょう。

徒然草52段に出てきた法師も
長年の思いであった石清水八幡宮を参拝したのに、
一番大事な山の上にある神社には参拝せず
帰ってしまいました。

やはり何事も
先導してくれる人がいることこそが
大事なのだ、
という古典にあるエピソードを
改めて実感したのでした。

3)終わり良ければ総て良し
先述の通り、
今回の富士登山は登頂のスタートから
土砂降りの悪条件。

体は冷えるし
(3100mの山小屋で
 濡れたままの服を着ているのは辛い)、
コンディションだって良くはない。(むしろ悪い)

それでもみんなが一様に願ったら、
頂上に向けて出立の時間である
朝(というか、夜中の)1時半には
雨もすっかり上がり
満天の星空。

「これって、ご来光拝めるんじゃね?」
と淡い期待をし歩を進めたら、
4時半過ぎに雲も見事に切れ
見事なご来光を拝むことが出来たのです。
私も3回目の富士登頂で
無事初めてご来光を拝むことが出来ました。

ここまでの道中
色々な艱難辛苦に見舞われたわけですが、
このご来光に全ての辛い思いも
帳消しにしてもらえた気がしますね。

色んな辛い事象があったとしても
それは一事象にしか過ぎないものです。

午前10時半ごろに
富士吉田の五合目に帰還出来たのですが、
無事に戻れて本当にめでたしめでたし!
終わり良ければ総て良し、なのです!
マイナスの事象があったとしても、
それを打ち消すプラスの事象があれば
オールOK。

色んな教訓を学び得た
3回目の富士登山だったのです。

また来年も?
何かしらの教訓を得るために、
日本一を目指すのでしょう。

皆さまありがとうございました!

今日も素晴らしい一日をお過ごしください。


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