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第133回 【筋トレ日誌 その他日々是】124(2021/8/10)▲▲セレンティップと3人の王子▲▲

現在、とある大学の先生の寄稿論文作成を
お手伝いさせていただいているのですが、
その中でセレンディピティについて考えたこと、です。


セレンディピティ=偶有性と解されますが、
一時、茂木健一郎さんが著書などで盛んに使われていたこともあり
言葉自体の意味は分かっていたつもりでした。


このセレンディピティ、という単語、
元は『セレンディップと3人の王子』という物語から来ているそうです。


セレンディップ=セイロン=スリランカ、ということになるわけですが、
スリランカの3人の王子のお話、ということになります。


この物語というのは
セイロンの3人の王子様が旅に出かけるのですが、
その旅先で数々の難問に直面します。
その難問解決能力が、後々の国家統治に役に立つ、
というオチです。


しかしここで大事なのは、
当初予想だにしなかった難問を解決することで、
偶然にも探してもいなかったことを見つけるきっかけになった
ということ。


もう少しセレンディピティの具体例をわかりやすくご紹介するなら、
島津製作所のノーベル賞受賞者の田中耕一さん。
コバルト粉末に間違ってグリセリンを混ぜたとこから、
予想もしなかった発見が生まれました。


ノーベル賞のアルフレッド・ノーベルも然りです。
たまたま珪藻土の上にニトログリセリンをこぼしたところから、
ダイナマイトを発明したと言います。


先出の茂木先生は、
こんなことを仰っておられました。


セレンディピティに出会ったなら、
今起きている手を一旦止めて
偶然に出会った事象の種を認識する。
そして受け入れる。


そこで大事になる心構えが、
ACTION(行動する)
AWARENESS(認識する)
ACCEPTANCE(受け入れる)。


とにかく動いてみる。
理由はなくとも動いてみる。
相関関係がないことであっても、とにかく動く。
異なる景色を見よ、と。
 

まさに、ぶらぶらとランダムウォークするかの如く、がいいそうです。
そのためには、街歩きがとてもいいそうですよ。


確かに私も関係がないと思うことは、
一刀両断にはいじょしていたかもな、と反省です。
幸いにも街歩きやぶらぶらが好きな私には
うってつけなのでは、と思った次第です。

何事も表面的な事象で判断しない、
まずは手に取ってみる、覗いてみることでも
意識の変化があるものかもしれない、と考えたところでした。


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