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第420回 【筋トレ日誌 その他日々是】411(2022/6/30)▲▲猥雑でカオスな世界の中で分かること▲▲

2022年も半分が過ぎました。
月並みな感想ですが、早かったですね。
年明けから環境も変わり、
四苦八苦しているうちにもう夏ですか。


そして今年は香港返還から
早くも四半世紀だそうです。
返還が97年、
香港国際空港(チェクラプコク)の開港が98年。


まだ10代の私にとっても
この頃の香港は報道で見聞きするだけでも
熱っぽくってアジアの勢いがあって
憧れの場所でした。


そんな香港の最大の魅力は、
不統一、猥雑、混沌、カオス・・・
そんな言葉になぞらえることが出来そうです。


香港に一度でも行かれたことがある方ならば
お分かり頂けると思いますが、
香港島の近代的な街並みとは対照的に
対岸の旧エリアは継ぎ接ぎで作ったような
縦長のマンション群。
一度迷い込んだら出てくることもかなわないような
複雑な街並み。
路上占拠も交通ルール無視も
なんでもござれ。

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日本のような理路整然とした国に住んでいると
対極的な街にストレスを感じる人も
いらっしゃると思いますが、
私は逆血沸き肉踊ってしまいます。


人間スマートに整理整頓された
路線を生きていくことも大事ですが、
時には混沌とした世界にも身を置かないと
見えてこないものがあるのではないか
と思うことがあります。


どうして香港の人たちはこんなに
エネルギッシュにいられるのか。
しかも日本人の感覚からすると
無茶苦茶なこともかなり多いのに。


どうみてもボロいアパートに
しかも玄関の戸も閉めず
生活空間丸出しでも生活出来る
大らかな?感覚。


日本にいると枠をはみ出すことは
宜しくないこととされますが、
これはもしかしたら世界の非常識かもしれない。


そんな感覚を一度肌で感じると、
見えてくる視野が広がるような気がします。


しかし香港も時代のうねりの中で
街の様子も大きく変わったように感じます。


私が初めて香港の地を踏んだのは
2011年の夏。
猥雑な香港そのもので、
『深夜特急』の沢木さんが感じた感覚を
反芻できたように思えます。


次に訪れたのは2020年の1月。
コロナ拡大の直前の
浮足だった雰囲気もありましたが、
街に元気がなくなって
勢いが無くなったような気がしたものです。


また近い日に
あの無秩序万歳の香港に訪れたいものです。

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