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第173回 【筋トレ日誌 その他日々是】164(2021/9/19)▲▲赤川一平から考えた人の成長とは▲▲

自身の変化は気が付きにくいものの、
他者の変化や成長は比較的目につきやすい、
そんな事はお有りではないでしょうか。


先日たまたまYouTubeで
ドラマ『HOTEL』を見ておりました。
私の世代以上の方であればご存知の、
『姉さん事件です』
『大変申し訳ございません。当ホテルでは・・・』
のアレです。
毎週事件が起きちゃうホテルプラトンも大変だ、
とも思いましたが
当時はホテルマンに憧れたものです。


このドラマはホテルプラトンのドタバタ人情劇を描く裏で、
主人公の赤川一平のホテルマンの成長を時系列で
追っかけているわけです。


ドラマ開始当初の一平は
失敗多発、配属の日にも遅刻、
情熱だけはあるベルボーイとしてスタートするわけですが、
シリーズを追うごとに
フロントクラーク→フロントマネージャーへと成長していきます。


ドラマも複数年単位での進行のため
かなり長い目が必要になりますが、
視聴者はそれぞれに一平の成長を編年史的に追い
彼の成長を応援していたはずです。(私だけ?)
そして、自身もこう成長できたらいいものだな、と。

そして、
自分を軸の中心としながらも
他者の成長や発展の様子を見守ることは、
自身の成長にもつながる事とも思えます。


私は自身の業務の傍らで
12年間新人育成担当係を仰せつかってきたのですが、
それぞれの新人社員の成長を促す事が私の仕事とはいえ
私自身も他者との向き合い方や考え方について
都度気づきを得ていた(成長させて頂いた)ように思えるのです。


人は人によりてのみ人となり得べし、
と言ったのはカントだったかと思いますが、
やはり人は人の成長を実際に目にする事で
成長曲線を描いていくものなのであろう、と
赤川一平の姿を見ながら考えたのでした。


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