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第236回 【筋トレ日誌 その他日々是】227(2021/11/29)▲▲小布施町訪問記▲▲

さる日曜日に、
長野は小布施町を訪問しました。
訪問、といっても半日程度の滞在だったのでしたが、
四方を1,000メートル超の山
(飯縄山、戸隠連山、黒姫山、妙高山、斑尾山)に囲まれ
コンパクトながらも趣のある街を味わって参りました。


Wikipedia情報とはなりますが、
小布施町とは如何なる場所なのかを調べてみました。
・長野県内で最も小さな自治体
・観光業、農業、製菓業がメイン産業
・人口が1万人強


興味深いのは
地方自治体の中でも小規模であろう小布施町は、
4キロ四方の町の中に1万人近い住民がいること。
最近は移住者も多いそうです。


小布施から長野電鉄を使えば長野駅まで一本、
そこから東京へは新幹線を使えば1時間程度。
交通の便が良い割には、
風光明媚で自然に恵まれた環境である点を考えると
移住者が増加しているのも納得です。
もっとも近年は
移住者の増加で新たに造成できる宅地はあまり無いそうです。


利便性の高い地方の『小さな町』に人が集まるのは、
昨今の傾向なのかもしれません。


同様に富山県・舟橋村は
日本一小さな自治体。
(面積はなんと、たったの3.47㎢!)
そんな小さな村の人口密度は916人/㎢だといえば、
住民の密集具合はお分かり頂けるでしょうか。
富山一番のベッドタウンでもあります。


しかも村民の平均年齢は40歳を少し上回る程度、
全国でも最も若々しい自治体、の異名を持ちます。


ところで
小布施町は地方都市と比べても
これといって際立つアミューズメントスポットがあるわけではなく、
先述の舟橋村に至ってははっきり言って
めぼしい観光スポットは何もありません。
(近くに住んでいるので、これは断言!)
何が人を惹きつけているのでしょうか。


小布施町や舟橋村の魅力は
町や村としてのアイデンティティを持っていること、
ではないかと考えられます。


小布施は町を車でぐるぐる走り回った限りですが、
景観が非常に美しい!
ちょっとした路地裏や庭に手を入れ、
愛でている感じ、でしょうか。
観光客向けに迎合する町ではなく、
住民が主役となる町づくりを進めている事を感じとります。


そして、これは私感ですが、
図書館が美しい町はいい町、であると推察。


今回は時間が無く訪問は叶いませんでしたが、
小布施の図書館『まちとしょテラソ』は
開放的で美しいデザインが特徴的。
https://www.town.obuse.nagano.jp/lib/


こんな図書館であれば一日でも過ごせそうだし、
住民との繋がりも強くなろうというもの。


一方の舟橋村も
駅と一体となった図書館の利便性が高く、
住民の交流に一役買っています。
しかも、
カモシカも訪れた図書館として全国的にも
有名になりましたし。


コロナ禍で地方回帰が進んだとはいえ
『核』となる魅力ある色が出ないと、
地方自治体の存続は難しいでしょう。


小布施の町から、
人に愛され住みたくなる町の一端を感じた次第です。

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