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Photo by
asekaku3
【緑駆ける】
雪(ユキ)という駿馬がいた。とても優しく、賢い子だった。
心の純粋さが雪の躰をつくったのだと感じた。
彼女の背に乗せてもらい緑を駆ける。風が振り返り何度も祝福してくれる。
やがて、雪と私の秘密の場所に辿り着く。
小鳥たちがお喋りを楽しみ、水面をステップで揺らす。
口遊み、指先をあずける。寄せる彼女が眩しかった。
思い出の場所で、目を覚ます。
頰をつたう。
いまは触れられなくてもいい。
どんなに遠くてもまた会える。
暫しの離れ。それすら味わえる。
雪、また会おうね。
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東山魁夷さんの【緑響く/1982年】がすきです。👇
この絵に出会うと大切な気持ちが溢れる。
離れていてもまた、会える。そう語りかけてくれた。
光が入ってしまった∑(OωO; )
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