原因究明

肩凝りひとつとっても様々な原因があります。整体院は問題解決型のサービスに比重が置かれていると思いますが、「対症療法的な対策」と「根本を解決する対策」に分かれると考えています。

肩こりに対する対症療法は硬くなった肩を揉んだり押したりして楽にしたり、湿布を貼ったりと症状の出ている箇所にアプローチを行います。

対して根本解決型は肩が凝る原因はなんだろうと分析し、導き出した答えに対し対策をしていくということになります。

そのためにはまず症状を明確化しなければなりません。相手が訴えている肩凝りという症状が、どういうものなのか、例えば筋肉に疲労が溜まり硬くなっているのか、炎症が起きて痛いのか、どこかを守るために防御反応をしているかなどです。

それをヒアリングで明確化できたら、原因を掘り下げていきます。右肩が凝るというパターンで見てみましょう。

まず右肩に触り炎症の有無を見て、次にこちらの指示通りに動いてもらい防御反応かどうかの材料にします。そして色々お話ししながらこの症状はおそらく血流の停滞による凝りだと推測します。

一段階掘り下げてこのコリはどこから来るのか考えていきます。血流が悪くなるのが姿勢が悪くて肩に負担がかかりすぎているためか、

凝る筋肉ばかり使う仕事をしているのか、癖がついているのか、

目の疲労や脳の疲労から頭が固くなり、筋肉が引っ張られているのか、などです。

一つの原因であることは少ないですが、どの原因が比重が大きいかは重要です。

そして比重の大きい原因を見つけたらそこに対するアプローチ、例えば目からきてる場合は頭や首や目の周囲を緩める施術をして、目に有効な栄養などをお勧めして改善をはかっていきます。

このように原因を探っていき、表層の症状と原因のところを同時にアプローチするととても良く改善し、もちも良いです。


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