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色のない湿度を苔の彩で感じて


2020年6月から始まる予定だった

北海道での仕事がコロナでなくなり

「よし、苔好きやし湿度の高いところ行こう!」と

持ち前の動物的な衝動に身を任せて

石垣島に住み始め早8ヶ月。

パラレルワールドのような時間を過ごしている。

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時には石垣島での仕事や人間関係に飲まれて

呼吸しづらくなるときもあるが

空いている時間は湿度の高い自然に赴き

深呼吸を忘れないようにしている

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       深呼吸には湿度が大切だ

なにかに没頭したい人も肩の力を抜きたい人も

子供達も高嶺者の方も身体、精神的特徴も関係なく

深呼吸だけは共通していると思うし

共感し合えることだと思う。


「人間の悲観の感情はまるで湿度のようだな」と

湿度の高い自然を言葉を交わさずに

ぼーっと眺めている。

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「湿度のような悲観の感情は人間性を育むんだな」と

澄んだ湿度で育つ苔、その苔から育つ植物たちの

美しさに見惚れながら、なるべく人間の匂いを消して

ぼーっと考えている。

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僕は忘れっぽい性格なので

自分の中で2021年3月に大切にしていることを

西表島と石垣島の苔の写真と共に

ここに綴っておこうと思う

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じめじめっとした湿度は

苔を育み

土を作り

やがていろんな植物を愛でるそう

じめじめっとした悲観な気持ちは

人間性を育み

労りを作り

やがていろんな感情を愛でるそう

色のない湿度を

苔の彩りで感じるように

色のない悲観の美しさは

どう感じようか

まだ分からない

まったくもって未熟である

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