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9月6日勉強会課題文(翻訳例)

先日「第5回勉強会の課題文」として、習近平主席とブリンケン国務長官の会談記事を提示しました。皆さん確認していただけたでしょうか。今回のニュースはこれまでと違い、少々長めでした。このため多分少し時間がかかったという人もいたと思います。一方で翻訳時間の目安としては、翻訳に50分、見直しを含めて1時間ぐらいまでを目安と考えてください。では私の翻訳例をお見せします。



 習近平国家主席は19日午後、北京で、米国のブリンケン国務長官と会見した。

 習近平主席は次のように強調した。
 世界は発展しており、時代は変化しつつある。世界は全体的に安定した中米関係を必要としており、中米両国が正しく付き合うことができるかどうかは人類の前途、命運に関わる。幅広い地球は完全に、中米各自の発展、共同の繁栄を受け入れることができる。中国人民は米国人民と同様に、プライドと自信を持ち、自分を強くする人民であり、いずれも素晴らしい生活を追求する権利を有しており、両国の間に存在する共通の利益は重視されるべきものである。各自が収めた成功は互いにとってチャンスであり、脅威ではない。現在、国際社会はおしなべて、中米関係の現状に憂慮を感じており、両国の衝突と対抗を目にすることを望んでおらず、中国と米国とでどちらに立つかを選ぶことをしたくはないと考えている。また中米が平和共存、友好協力を図ることを望んでいる。両国は歴史、人民、世界に責任を負うという態度に基づき、中米関係をしっかり処理し、世界の平和と発展のために貢献し、変化と混乱が入り乱れた世界に安定性、確実性、建設性を注入すべきである。

 習近平主席は次のように指摘した。
 大国の競争は時代の潮流に合っておらず、なおさらながら米国自身の問題や世界が直面している調整を解決することはできない。中国は米国の利益を尊重しており、米国に挑戦したり、米国に取って代わることはない。同じように、米国も中国を尊重しなければならないし、中国の正当な利益を損ねてはならない。いかなる側も自身の願いに基づいて相手(のイメージ)をつくり上げてはならない。中国側は終始、中米関係が健全で安定的でいることを望んでおり、2つの大国が万難を排除し、相互尊重、平和共存、協力「ウイン・ウイン」という正しく付き合う道を見つけるものと信じている。米国側が理性的で実務的な態度を取り、中国側と同じ方向に向かって進み、共に努力して、私とバイデン大統領がバリ島会談で得た共通認識を堅持し、関係の積極的な態度表明を行動に移し、これにより中米関係が安定し、良くなるようにすることを望んでいる。

 ブリンケン国務長官はバイデン大統領の習近平主席に対するあいさつを伝え、次のように表明した。
 バイデン大統領は米中両国が責任を負い、その義務に従って2国間関係をしっかり管理するものと信じている。これは米国、中国、ひいては世界の利益にかなっている。米国側は両国元首がバリ島会談で決めたアジェンダに立ち戻ることに尽力している。米国側はバイデン大統領が打ち出した約束を順守し、「新冷戦」を追求せず、中国の制度を変えることを追求せず、同盟国の関係強化を通じて中国に反対することを追求せず、台湾独立を支持しない。また、中国との衝突を発生させる気はない。中国側とハイレベルの往来を繰り広げ、スムーズな意思疎通を維持し、責任をもって意見の相違を管理し、対話と交流、協力を追求することを期待している。

 習近平主席はブリンケン国務長官にバイデン大統領へのあいさつと伝えるよう依頼した。
 王毅、秦剛の各氏らが会見に参加した。


どうでしたでしょうか。では6日午後5時からよろしくお願いします。


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