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筋肉道〜①筋トレは究極の知的行為〜

ヒト含め生物は、元来、飢餓の環境で生活していた。

次はいつ食料にありつけるだろうか。

これが常に念頭にあっただろう。

いきなり何の話やねん!!とツッコまれるかもしれないが、これはとても大事なことなのであえて記す。

そのような飢餓の環境下では「少ない消費エネルギーでいかに効率よく動くか」ということが重要であり、これは遺伝子に深く刻み込まれている。

例えば、床にある重い箱を持つとき、腕だけで持ち上げるのではなく、無意識に、1番身体に負荷をかけない方法(膝を曲げ、腰を曲げ、箱を身体に近づけて全身の筋肉を動員させて)持つだろう。

これは、遺伝子に「少ない消費エネルギーで効率よく動け!」ということが深く刻み込まれているからであり、無意識レベルで「効率よく」セッティングされているからである。

このような無意識の領域を意識的に制御して、特定部位に負荷・刺激を与える行為をわざわざしている点、また、ヒト以外の生物にはできない(猿が特定部位に負荷・刺激を与える行為をしているだろうか?)という点からして、筋トレというものは知的な行為であると言えよう。

また、筋トレの目的は、筋肉に負荷・刺激を与え、筋肉の成長を促すことであるからして、筋肉に負荷・刺激を与えるために、「軽いものを重く感じるように扱う」ことが求められる(↔重いものを軽く感じるように扱うのは、パワーリフティング競技)。

考えてみていただきたい。

軽いものは軽いのであって、重いものは重いのである。
美味しいものは、いつ食べてもそれなりに美味しい。
不味いものは、いつ食べてもそれなりに不味い。
臭いものは、…。など、ヒトは、外的ものがもたらす影響をそのまま受け入れるようになっているのだが、筋トレはどうか。

軽いものを軽く扱っているようではトレーニングにならない。
重いものを重く扱っているようでは全身の筋肉が動員されてしまい、対象部位への刺激という点で効率が悪い。

つまりは、脳を意図的に錯覚させなければならないのだ。

無意識の領域を意識的に制御しつつ、脳を意図的に錯覚させるということから、筋トレというものは、究極の知的行為だと言っても過言ではない。

今後、筋肉に効かせるとは?や筋肉を大きくするには?など、初心者から上級者が読んでも興味が出るような内容のノートを作成しようと思う。

次号に続く。

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