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第1回 昭和生まれ向けメタバース解説

私もいつからでしょうか、自分のイメージと身体の現実が乖離していったのは。。。35歳くらいから身体も衰えを隠せなくなり、一方で世の中の技術革新は指数関数的に進んで行きました。でも、新しい技術や仕組みにおいていかれることも40代ではまだ早く、かと言って、どこかで改めて学ぶところもない。という状況でした。今回題材としているメタバースは今後の日常世界にも大きく影響を及ぼす技術革新だと思います。それを、分からないから、若くないから、という理由で避けて通ることのマイナスがまだ40代では大きすぎると感じ私自身もギリギリ40代ですが昨年よりもともとは経済学や金融工学専門でしたが、それをベースに新しい技術を40代目線で切り取ることを始めました。この度、第一回のクローズドではございましたが、勉強会を開催したことをきっかけにそこでの反響や今年に入ってからの実績等も踏まえて分かりやすく皆様と成長できればと考えております。さて、それでは早速第一回目を始めましょう。

ここ数ヶ月、メタバース、仮想現実という言葉が各種報道やSNSで見ない日はないですよね。仮想世界の中にアバター(自分の分身)を作成して時間を過ごすというものらしい。「ただのゲームだろう。」とたかを括りがちであるが、今回の熱狂はこれまでの仮想通貨に始まる怪しげな層だけに留まっていないのがミソなんです。昭和生まれは全部分からなくてもミソだけ理解出来ていればまずはオッケーです。

そもそもメタバースってなんですか?もうほとんどのところで説明されているのですが、かいつまんで、「コンピュータネットワークの中に構築された、現実世界とは異なる3次元の仮想空間やそのサービスのことを指す」とあります。名前の由来は英語の「超(meta)」と「宇宙(universe)」を組み合わせた造語で、もともとはSF作家のニール・スティーヴンスンが1992年に発表したサイバーパンク小説『スノウ・クラッシュ』に登場する仮想空間サービスの名称であったそうです。

これらが今回熱狂している理由は一つだけなんです。「仮想空間でお金儲けが可能になった」ということです。これまでもコンピュータネットワーク内の仮想空間というのが存在していなかった訳でもないし、ドラゴンクエスト等の家庭用ゲームのオンライン版も正確にいうとメタバースの類でしょう。ただ、今回の後に例として挙げる「ザサンドボックス」や「ディセントラランド」との最大の違いはお金なのです。ドラゴンクエストのゴールドが現実の世界でも利用できるようになったらどうなるでしょう。みんな高価なアイテムやモンスターを目当てに深い洞窟や森へ冒険に出かける機会が増えるでしょう。その仕組みがブロックチェーンの仕組みによって可能となってきたのが今回の熱狂の原因です。メタバースで儲かる。「いつまでゲームやっているの!」と母親から怒られた世界から「遊んでないで、早くゲームしなさい。」という世界がもう半分来ています。モグリでないゲームでの稼ぎが可能となったので今この熱狂が生まれているのです。それが大企業だけではなく、個人にも十分なチャンスがあるところが新しい世界にみんなが惹きつけられる原因です。まだまだ、個人でもチャンスが転がっている状態であるということだけ、ポイントとして押さえておくと感覚的に楽でしょう。ただし、単純にメタバースで一旗あげよう。と考えるのは危険かもしれません。今後はその危険性についても書いていきます。今回はここまでです。

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