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凡人水族園~筆記帳~第三十四回

 春の旅に出た。Köziさんとaieさん。先輩二人を連れ立って。我が故郷、姫路へ。

前回aieさんと来姫した時のこと。公園を歩く家族。その光景を微笑ましくみていた僕ら。母親が息子に向かって放った言葉「どないっしょんどい。早よ歩かんこい」まさか女性の口から出た言葉とは思えず耳を疑った。

ホテルへ向かう為タクシーを止める。トランクに荷物を積んでいると肩幅以上に足を開き真っ直ぐタクシーに向かってくる男性「おい、こら何処に車止めとんどい。早よどかさんこい」運転手は目を合わせることなく真っ直ぐ前をみていた。

 エネルギッシュでせっかちな人が住む街、姫路。

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