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凡人水族園~筆記帳~第三十二回

 バンド生活二十三回目の春を迎える。人生の半分以上をバンドマンとして過ごしてきた事になる。同じくバンドを共にしてきた同級生のAYAくんやYURAサマのように高校を卒業するときから「プロでやっていくんだ」という強い意志があったわけではない。先輩でもあり僕から見ると既にプロに見えていたDAISHIさんに声を掛けられた所から僕のバンドマン人生がスタートする。

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