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約束されたメェ作『Goat Simulator 3』のアニバーサリーアップデートが素直に喜べた

2024年4月1日。その日が推しの誕生日だということに気付いたのは、仕事に追われて嘘をつく準備も他人の嘘に反応する余裕も無かったエイプリルフールの夕方でした。

『Goat Simulator 3』アニバーサリーアップデート

全世界510億頭のヤギならびにヤギ愛好家たちがBAAAと鳴いた不朽のメェ作『Goat Simulator』については、もはや説メェするまでもないでしょう。
2014年4月1日。神が「光あれ」と言ったらヤギがあった的なノリで爆誕し、その身を以ってヤギのポテンシャルと愛くるしさを全宇宙に知らしめた、ビデオゲーム史上最高に完璧で究極のヤギ・ピルゴール。『Goat Simulator』はそんな彼女の華麗な日常+異世界スローライフ+ゾンビパンデミックサバイバル+パーフェクトクライム+スペースオデッセイを描いた一大叙事詩であることは、みなさんもよーくご存知ですよね。

あの衝撃的なデビューから今年で10年。かつてはどこにでもいるごく普通のヤギでしかなかった我らがヒロインも、今や誰もが知る世界有数のフリーダムセレブリティゴー……えっ、10年!?!?!

10年っていったら、コンバット越前が「せっかくだから」と赤の扉を選んでクリムゾンをパクッてから何かに突き動かされるようにデスビスノスを倒すまでと同じ歳月じゃねーか!!

閑話休題。そんなこんなで「せっかくだから」と自身の生誕10年を祝うバースデーパーティーを企画したピルゴール。ところが令和生まれのゲームキャラクターたちはこのヤギの偉大さがよくわかっていないのか、せっかくの招待をスルーする極悪非道のヤギアンチばかり。
しかし、捨てるアンチあれば拾う愛好家あり。悲しみに暮れる美ヤギの前に現れたのは、なんと彼女の生まれ故郷であるゴートヴィルとその隣町ゴートシティベイの人々。Coffee Stainが誇る最先端ヤ技術によって生じた時空の裂け目を通り、バースデーケーキ型パーティーハットというパリゴ(パーリーゴート)に相応しいプレゼントを携え、Unreal Engine 3の世界から4の世界へと駆けつけてきたのです。

集まったパリピは総勢21名。その中にはシリーズファンにとっては馴染み深いあの人たちの姿も、当然のようにありました。

元ネタは前作アニメーターのKristofer Andersson氏

ビッケさん!!!!

元ネタは前作ディレクターのArmin Ibrisagic氏

アーミンさん!!!!

元ネタはCoffee Stain Studios CEOのStefan Hanna氏

スティヴマンさん!!!!

元ネタは前作サウンドディレクターのGustaf Tivander氏

GSTFSさん!!!!

元ネタは前作プロデューサーのJohannes Aspeby氏

ゴートシティベイの裸ネクタイおじさん!!!!!!

さあ、君も今すぐお気に入りのCoffee Stain社員になってマイケル湾でKABOOOOMしよう!!!

普段なら「○○が素直に喜べない」とツンデレムーヴに走る私も、このアップデートには心から大喜び。嬉しさのあまりその場でギャロップしたくなる衝動を理性で抑えることができても、にやけた顔と浮かれた声は隠せそうにありません。
前作NPCが最新作でプレイアブル化するだけでも嬉しいというのに、そこに「BGMが勝手に『Goat Chill』と『Glad Get』になる」というパッシブスキル保有なんて素敵なオマケ付き。1の世界を愛してやまない古参ヤギ愛好家なら、この新しさと懐かしさが融合した粋なアップデートにときめかないわけがありません。

前作も今作もフォトモードが無いどころかUIを非表示にすらできないので、撮影したスクショをiPhoneでトリミングすることが多い

あとはフォトモードさえあれば完璧なんだけど………なあァッ!!!

そんなわけで4月の第一週。ノーマン・リーダス激似のイケおじ配送員になって真面目に働こうとEGSランチャーを立ち上げたはずなのに、いつの間にか裸ネクタイの中年小太りおじさんと化してサン・アンゴラをHappyにFlappyしているうちに日が傾いてしまったという休日を過ごしたのでした。BAA~A。

こんな記事に投げ銭するぐらいならレンガかフラフープを買った方が有意義だぞ。