不登校児の親の特徴
子どもが不登校になると、親の関わりを問われるようで苦しい…
そんな思い、したことありませんか?
子どもが不登校になる親のタイプという検索をかけたら、
・過干渉タイプの親
・批判タイプの親
・放任タイプの親
・甘やかしすぎるタイプの親
・条件付けが多いタイプの親
など、まぁ、色々書かれているわけです。
じゃあ、子どもが学校に行っている親は、どんなタイプなんだい?
と聞きたくなる(笑)
私の知り合いの方は、子どもの進学先は、資格の取れる学校じゃないと、学費は出さないと言ってました。
その方の子どもは、医療系の学校をめざすことにしました。
たまたま、その人の子どもも、資格とった方がいいよね!と思ったんです。
意見が一致しただけ。
それだけなんですよ。
でも、その子がこっそり打ち明けてくれました。
本当は、カメラが好きでやりたかったんだと。
でも、学費払ってくれないなら、行けないしね!って。
親に言わずに、諦めていたんです。
資格を取ることで、きっとその子の将来は困らないだろう。
それも、親の愛。
けれど、子どもの本音は伝えてもらえない…
ちょっと、寂しいな。私は、そう思いました。
心理学者の小林正観さんが、ある講演会で質問されたんです。
「私は、看護師で、私の当直の時だけ、他の人の倍のナースコールが鳴るんです。」
「じゃあ、あなたは、自分の当直の時だけ、ナースコールが半分になってほしいですか?ということなんですね。あなたは、志したんですよね。体の弱い人や病気の人のお世話をしてあげたいって。あなたは、ものすごく心の優しい人で、入院患者は、あなたが当直になる夜を待ってるんじゃないんですか。患者さんは、他の人だと多分怖いんですよ。イライラされたり、怒られるとボタンを押しにくくなるんですね。でも、あなたは心優しい人だから、みんながこぞって、あなたを呼んで、あなたにやってもらいたいと思っているんですよ。さて、もう一度質問します。あなたは、自分の当直の時にナースコールが半分になってほしいですか?」
その人は、なってほしくないと答えたそうです。
きっと、不登校児もそうだと思うんです。
私のお母さんなら、許してくれるんじゃないかって、私のお母さんなら、わかってくれるんじゃないかって、そう思っているんです。
きっと、あなたも、子どもが生まれた時、心から子どもの幸せを願ったのではないでしょうか。
その子が、学校に行くことが、この上なく苦痛で毎日が不幸なんだと言っている。
あなたは、それを、無視できない親であるということなのです。
もし、時間と労力を割くのであれば、無理やり学校に行かすのではなく、責めてしまうのでもなく、その子の幸せな生き方はなんなんだろうね?と、ともに考えることで、ともに幸せな時間を過ごすことができるのではないか?と思うのです。
ということで、ものは、解釈次第。
不登校児の親は、子どもが自分を出してもきっと、認めてくれる…と、子どもに根っこの部分で、信頼されている親なのです。
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