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#6 セルフコントロール力

はじめまして、Misakiです!
今回のお話は「セルフコントロール力」についてです。

テーマになっているセルフコントロールを簡単に説明すると、
目の前の欲望や環境に惑わされずに、自分の本質的に大切にしたい目標や価値観にコミットするスキルのこと
例えば、[将来必要な資格を取得するために、隙間時間をゲームではなく勉強に充てている]時、セルフコントロール力が働いていると言えます。
一度しかない人生だから、本当に大切にしたいこと、達成したいことに目を向けて過ごしていきたいですよね。

少しストイックな雰囲気のあるセルフコントロールですが、「怠けるな、自分を律しよう!」という内容ではありません。
むしろ、もしあなたがセルフコントロールがうまくいかないと悩んでいたら、その原因は自分の性格ではないよ、その本当の原因の影響の怖さと対処法を知ってほしい!と言うお話です。

① セルフコントロールが思うように働かない原因


まず始めに、原因から。
実は、セルフコントロールが難しくさせる主な原因は、「ドーパミン」という脳内物質にあることが多いです。
ドーパミンとは、快楽物質と呼ばれている神経伝達物質で、楽しいことをしているときや目的を達成したときに、私たちに快感や幸福を感じさせる物質のこと。

誤解のないように最初に明記しておくと、ドーパミン自体は、正常で安定に分泌される限り、悪者ではありません。
むしろ、「もっと頑張ろう!」とモチベーション向上や集中力に繋がる物質です。

ですが、
ドーパミンは過剰に分泌されると、「脳内麻薬」へと姿を変えます。
過剰に分泌される対象は、薬物、お酒、タバコ、SNS、ジャンクフード、ポルノ、ギャンブルなどなど。
これらは、継続的な使用から満足感に慣れてしまうと、今度はさらに多い量を求めるようになり、やめることが難しくなる依存状態に陥ります。
これを、ドーパミン依存と言います。

② ドーパミン依存により起こること


以上のような状態になると、過剰なドーパミン量が快楽の基準となるため、それ以下のドーパミン量が出る行動を難しく感じたり、興味が持てなくなります。

例えば、
・楽しいと感じていた生産的な趣味を前のように楽しいと思えなくなったり、
・しなければならないことがとても難しく感じてやる気が無くなったり、
・周りの大切な人への興味・感謝を感じにくくなったり。

大切にしたい目標に向けて努力するセルフコントロール力を失うだけでなく、
生活における様々な幸せに、純粋に「幸せ!」と感じるハードルが上がってしまう。
気づかない間にそうなってしまう可能性があるのです。

でも逆を言えば、この状況を解決できると、日常の繊細な幸せや感謝・目標を見失わず毎日を過ごせるということ!

③ 効果的な解決策


では②の依存状態を防ぐために、私たちができることを考えましょう!
以下では、簡単に試せる二つの方法を紹介します。

1. 依存対象を目に入れないところに置く、隠す。

依存状態になると、ドーパミンはその依存対象を見ただけで発生し、その時点でほぼ私たちの意思で止めることができなくなると言われています。
だからシンプルに、捨てるか、隠すか、遠くにおいてしまうことが手っ取り早い解決策。
私はSNSを見過ぎないように、スマホを何かの下敷きにして隠して、代わりに視界に本を入れています。代わりのものを置くと、探しに行かないからおすすめ:)

2. 運動をする

『定期的な運動は、脳の構造を変化させ、目的意識の向上や、不安の緩和、抗うつ作用など、メンタルヘルスにも寄与する。』

『スタンフォード式 人生を変える運動の科学』(著者 ケリー・マクゴニガル)

運動には、依存状態のような脳の機能障害を改善する効果があると言われています。
つまり、体が鍛えられるだけでなく、脳の筋トレにもなるという一石二鳥な解決策。
もちろん筋トレでもランニングでもウォーキングでもヨガでもok!
依存対象から物理的に距離を取ることが難しい場合は、この方が現実的かもしれません。

本当に大切にしたいことを、大切にできる土台を作ろう

今回伝えたかったことをまとめると、次の3点です。
① セルフコントロール下手は、あなたのパーソナリティのせいではないこと
② ドーパミン依存は、日常の幸せ度に影響すること
③ 日々の少しの工夫で変化できること

私がはじめにこの情報に興味を持った理由は「生産的に過ごしたい!」でしたが、
調べてみたら意外なほどに影響が大きいことを知って、「もしかしたら日常の中で大切にすべき感情に関心を持てていないのかも」、
と自分を振り返るきっかけになりました。

習慣化していることって振り返る機会が少ないからこそ、これを機に毎日の過ごし方について考える時間をとってみてね!
ではまた、素敵な一週間になりますように:)


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