6.高利益商品が売れて狂喜乱舞

前回の記事はこちら

店舗仕入会の後も、自宅近くの店舗を訪れてリサーチしたり、段ボールの調達ルートを開拓したりと日々忙しく活動します。

倉庫に納品するためには段ボールが必要ですが、これの選定はなかなかに重要です。出来るだけ大きいサイズに沢山商品を詰めた方が良いのは間違いないのですが、160サイズぐらいの大きい段ボールはなかなか見つかりません。
ちなみに、複数の段ボールをつなぎ合わせて大きな段ボールを作るのは、Amazonの規約で禁止されています。これで納品した場合、受領拒否されて着払いで返送されてしまいます。

スーパーやドラッグストアを巡って探していましたが、狙い目はトイレットペーパーが入っていた段ボールです。これは160サイズの大きいものなので見付けるとガッツポーズでした（笑）

これまで仕入れた商品も徐々に売れていきます。値下げ競争になってしまって赤字販売してしまうものもありました。
そんな中、店舗仕入会で仕入れたビアサーバーが売れ、なんと1発6,000円の利益を叩き出しました。
これには狂喜乱舞です。せどりで初めて感じた幸福感でした。

せどりはギャンブルに似た魅力があります。
当たればお金を稼げるけれど、売れずに不良在庫になってしまったら損切りしてお金を失う。他のビジネスも煎じ詰めれば同じ事かも知れませんが、働くことでお金を失うことのないサラリーマンとは一線を画す、刺激的な生き方です。

一通り慣れてきたところで、事業の体裁を整えることにも着手します。自動車関連の経費按分だったり、開業届の提出などです。
開業日は2018年7月1日でした。創業支援の補助金とか調べれば良かったなーと今になって思いますが、当時はそんな本気で取り組もうとしていなかった、というか会社が副業禁止だったのであまり大胆な動きは出来なかったんですよね…
この頃から本気で事業経営を行う強い意志を持っていたら、ダラダラお金を溶かすこともなかったのかも知れません…

次の記事はこちら