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大誤算@OC: Black Star Canyon Trail

友人のTが早起きして滝を見に行ってきた。
すごくきれいだったよ。きっと、好きだと思うよ。
と教えてくれたBlack Star Canyon Trail.
カリフォルニアはオレンジカウンティーの端っこの方にあるトレイル。

Tの説明だと、creakをいったり来たりしながら段々滝に近づいていくハイキング。所々岩場があって、ちょっと岩を登ったり(ボルダリング)するところもあるけれど、最後に滝があってすごく素敵な所。しかも、ここしばらくの雨のお陰で、creakも水が豊かだから涼しいし。

話を聞いたときは、簡単に渡れる小川を行きつ戻りつしながら、
滝を目指す……なんか、わたしの中では牧歌的なハイキングな印象だった。

歩き出してすぐは、確かにとっても牧歌的だった。

とても広い真っ平らな道が続く。
ただ、左側のフェンスは電気が流れているそうで(その奥は個人所有の土地だそうな)、ちょっと物騒ではあったけれど……。
こんなところでボルダリングねぇ
なんか、岩場とはほど遠いよねぇなんて思いながら、
のんびりと道を歩いていたら、
パークレンジャーの車に出会ったので、
滝まではどれくらいですか?
と聞いてみた。
あと1マイルくらい歩くと、トレイルヘッド(ハイキングロードの入り口)に
出るよ。そこから、数マイルだよ。
とのこと。

え? ここはハイキングトレイルじゃないの?
と聞いたら、ここはroadだよと笑われてしまった。
そうか、そうだよね、車も走ってるんだもんね。

トレイルに近づくと、Tが言っていたcreakが見えてきた。
思ったより流れが速そう。深さはよくわからないけれど。

トレイルに入って川沿いに出ると、想定外の岩場だった。
大誤算だったのは、creakを沢とか小川と頭の中で変換してしまった
ことだと、歩きながら気がついたけれど、あとの祭り。

ちょっと陸地を歩くと、トレイルが消える。
そうなったら、川の中の岩を伝って反対側へ。
そしてまた、トレイルを探す。
ところが、この岩が結構滑ったり、グラグラしたりするのだ。
数回足を滑らせ、ドボンと行きかけたり、
片足が半分水中に入ってしまったり。
ぬれると、更に岩場が滑る……
その繰り返し。
しかも、トレイルもほとんど岩登り。

全然牧歌的じゃないハイクが続く。
そして、また先に行けば行くほど、岩がどんどん大きくなる。
この丸太を橋がわりに渡る人もいたけれど、
高いところが苦手な私は、下が岩場の所で丸太なんて
とても渡れない。となると、
この大きな岩の脇をそろそろと、渡れる岩があるところを
探しながら川縁を移動することになる。

岩がほぼ自分と同じ大きさになって
行きあぐねていたところに、上から人が降りてきたので
様子を聞いたら、あと1キロくらいで滝だけど、ここからは
延々と岩場が続く。今までよりかなりハードだという話で……
ただ、滝はすごくキレイだよ、一見の価値があると思う。
と言われた。
その前に、滝から戻ってきた人も、すごくキレイだったと、
ただ、ここから先はかなりの岩場だよ、
この当たりは楽な方だ(その時は意味がわからなかったけど後に痛感)
と言われたのを思い出した。

登れるか……と岩を見上げても、とても気持ちがついていかない。
とりあえずは、諦めて引き返すことにした。
行きはよいよい帰りももちろん岩場続き。
急な岩場は、下りの方が足にくることを痛感。

距離にして約11キロのハイク。
ちなみに、ネットには滝の写真が出ていた。

とりあえず、Tがかなりのハイカーなんだということを実感しつつ、帰着。
今度は、軍手持って再挑戦かな。

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