つわりは大変しんどかった話
妊娠発覚
妊娠検査薬で陽性が出た時、私はまずパートナーに「堕ろそう」と言われるのが怖くて泣いた。子どもが欲しいと思ったことなんて、今までに一度もなかったのに。
自分自身の身体にもうひとつ命が宿っているなんて、なんか不思議な気持ちだった。ひとつの命でいっぱいいっぱいの私が、親になるなんて無理だとずっと思ってきたのに、いま、心は「産みたい」と叫んでいる。
不思議なことに、女はこの瞬間から母になるのだなと思った。
「産む」という選択を選んだ私たちは、その日のうちに互いの両親へ伝え翌日病院へ行った。
口数は少ないけど
おめでとう、妊娠6週目です。
ふわふわした感情で病院を出て、パートナーの待つ車へ乗るとドリンクホルダーに花束が置いてあった。
待っている間に買ってきてくれたみたい。
「一応ね」
という、口数の少ない彼の、彼なりの気持ちの伝え方が嬉しくて嬉しくて心で泣いた。
つわり日記
吐きづわりだった私、飲むヨーグルトが友達でした。(あとバニラアイス)
体重は5キロほど落ちたけど、つわりがおさまると一瞬で元へ戻り結局16キロくらい増えることになることをこの時の私はまだ知らない。
つわりが終わってまずしたことは薪仕事
私の住んでいるシェアハウスには薪ストーブがあるんだけど、つわりがおさまったタイミングで薪を貰えることに。
薪は貴重だから、二つ返事で貰いに行った。
でもまさかチェンソーを自分で握るとは思わず、8月の猛暑の中重たい薪を運び、チェンソーでカットしたりと、なかなかのハードワークにぶっ倒れそうになった。(マジで目の前が真っ暗になった)
2ヶ月弱引きこもった後に、妊婦がやることじゃない。馬鹿でした。
薪運び後、なんとうるしかぶれに全身を侵された。痒すぎて1ヶ月は苦しみました。
散々な妊婦ライフだ、とこの時は思っていたな〜と今だから言える…。
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