【詩】白い花は兵士の死んだ後に咲く
肥溜めへ真っ逆さま
頭は常に鈍い
50円の水の前で立ち尽くす
目ヤニだらけの視界
猫がチャーハンの真ん中で死んでいる
嘘だろ
もうこれ以上はどうにもならないなんて
わかってた
上なんてもうないのだと
技術の革新によって
私は命を救われたのだ
技術の革新によって
私は命を得たのだ
掃き溜めへ真っ逆さま
頭から地面に刺さっている
50円の水の前で立ち尽くす
コゲだらけの視界
犬が焼け野原で佇んでいる
嘘だろ
もうこれ以上はどうにもならないなんて
わかってた
上なんてもうないのだと
技術の革新によって
私は命を救われるのだろう
技術の革新によって
私は命を得るのだろう
白い花は兵士の通ったあと咲く
白い花は兵士の死んだ後に咲く
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