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【詩】髑髏

嘘の数だけ軽くなっていく体重
浮いた肋骨が青白く光っている
夜の数だけ弱くなっていく魂
浮いた頬骨が青白く光っている
抜けた髪の数だけおかしくなっていくアタマ
髑髏が川辺に転がっているんだよ

紙袋の底は抜けていて
血も抜けていくよう
音楽が終わったら
四角い空がこちらを見ている

嘘の数だけ軽くなっていく体重
浮いた肋骨が青白く光っている
夜の数だけ弱くなっていく魂
浮いた頬骨が青白く光っている
抜けた髪の数だけおかしくなっていくアタマ
髑髏が川辺に転がっているんだよ

バケツの底は抜けていて
血も抜けていくよう
音楽が終わったら
鉛色の銃弾 心臓貫いて

殺菌剤の充満する部屋
枕の下の睡眠剤
殺菌剤の充満する部屋
痩せさらばえた 死体

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