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【詩】愛、屍体

死体にたかる羽虫
目を焼くほどの眩い光
夏におかしくなった頭は秋になりクリアになる
それはまずいことかもしれない
まずいのかもしれない
大きな旗の下集い、胸を張る
足元の毛虫を踏み躙ってでも
大きな旗の下集い、胸を張る
足元の死体を3度蹴っとばしても

石ころ蹴飛ばして
誰もいない部屋まで帰る
石ころ蹴飛ばして
うちまで届かせるように

全てはスター
醜いものを皆殺しても
全てはスター
壁に埋められた数年前の死体

顔にたかる蝿
体を壊すほどの眩い太陽
夏におかしくなった頭は秋になりクリアになる
それはまずいことかもしれない
まずいのかもしれない

大きな印の下集い、胸を張る
皺だらけの腕を振り解いてでも
大きな印の下集い、胸を張る
足元の死体を踏み躙ってでも

石ころ蹴飛ばして
誰もいない部屋まで帰る
石ころ蹴飛ばして
うちまで届かせるように

全てはスター
醜いものを皆殺しても
全てはスター
壁に埋められた数年前の死体

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