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太陽と永遠

溺死体を肴に呑む人々
見つめる駅の天井
横たわるベッドは虫が沸いている
薄い壁 狭い部屋
鏡に映る曲がり角を過ぎた男

タクシーは森をゆく タクシーは沼をゆく
希望抱いて 骸をバックシートに突っ込んで
タクシーは暗い沼の中

溢れた鼓動
1日も晴れなかった日々
ゼッケンつけて券握りしめて
明日もこの月の裏の道を帰る

タクシー、ストロング系片手に呼んで
タクシー太陽に会わせてくれ
タクシー、何が見つかった
海と太陽と永遠に会うことなく死んでった男












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