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ゼッケンを背中に、死体置き場

すっかりと
消え失せた殻の限界
帽子の鍔の亀裂から
光が差し込むはず
だった
未来へと

すっかりと
消え失せた空の元気
横に作った小径は
色褪せた

空へと駆けるつもりで
空に墓を掘っていた
空へと駆けるつもりで
空にミイラを投げていた

ノーサイドといえば聞こえはいいが
この先も溺れるしかない
このどぶさらい
ノーサイドの笛が鳴り
街に鐘が鳴り響けば
限界の人々がストリートに大勢と

死体置き場の空調の音
聞こえなくなっても
死体置き場の空調の音
走れなくなっても

まだゼッケンつけて
狂ったフォーム
まだゼッケンつけて
名前と声を失ったまま














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