【詩】微笑みの壊死

断崖絶壁に立つ老婆
それは写鏡　それはフューチャー
ハエと腐った魚と共に眠る
断崖絶壁に立つ老婆
突き落としてその列に並んでいる
次に突き落とされるために

くたびれた牛　その歩み
くたびれた牛　その臭い
充血した目を擦って
荒野に転がる枯葉のよう

子供達を売り買い
優秀で正しい、それが私の子
ハエと腐った魚と共に眠るのは
私の子ではないし関係もない
突き落として次の未来へ
鎖鎌首に巻きつけて

くたびれた牛　その歩み
くたびれた牛　その臭い
充血した目を擦って
荒野に転がる枯葉のよう

果てしない青空
果てしない大空
皿の上の生首に舌鼓打って
希望の未来へゴー
果てし無い青空
果てしない空洞
壊死した手足引きずって
摩擦で無くなるまで
楽しい明後日へゴー