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フィンセント・ファン・ゴッホ / メトロポリタン美術館
【詩】全ての老いた野郎ども
暗闇と寒さが二重に重なる
ニンニク臭い街
そんなに焦ってどこへ行くの
どうだって屋根を失うことになんのにさ
いつまでも幼年期なのは
ろくな幼年期じゃなかったから
怪獣のように壊したいよ
なんか色々
暗闇と寒さが二重に重なる
そんな音が聞こえた
そんなに焦ってどこへ行くの
どうだって電気椅子に座るハメになる
やってないけど黙っておくことにした
私は別に罪を犯していたので
私の罪ではないけれど
その時間は死体を埋めていたしね
あんましいい気分でもないし
かといって元気ないわけでもない
知らせを届けるにはあまりにも老い過ぎたし
歩みを止めるにはまだ早い気もする
犬猫よりも価値のない老いた姿
ビューティーアンドビーストには道を開けて
生き残るために死にに行く
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