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歌川国芳 / メトロポリタン美術館
稲光来たれば
稲光来たれば
恐れ慄いて祈ったよね
嵐が来れば
跪いて命乞いしたよね
背中に岩がめり込めば
心歪ませてでも生きてきたよね
正しいことをやる
道を舗装していくんだ
やるせなくたって
動物を解剖したくなったって
家庭の幸福と
地獄よりも地獄的な場所
何もかも違って
互いに存在する
ハッピーエンディングとか軟着陸
脱ぎ捨てられた靴下とシャツ
目の前から消えてくれないか
もしここにいたくとも
たまの気まぐれさえももういい
目の前から消えてくれないか
太陽がもう黒いから
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