【詩】へなへなの花びら

へなへなの花びら
子供たちの歌声
たくあんが乾涸びて地面にこびりついている
よせばいいのに
よせばいいのに
吸い込まれていく暗い森の中へ
やめたらいいじゃん
やめたらいいじゃん
簡単にそういうけれど
参道を通って
暖かい山羊のスープに浸されていた頃が
1番いいことになるじゃんか
事実そうでもあるじゃんかって
牛の糞と唾を天空に放つわけ

へなへなの花びら
音楽室のピアノのように
脳みそが乾涸びて地面にこびりついている
よせばいいのに
よせばいいのに
吸い込まれていく暗い森の中へ
やめたらいいじゃん
やめたらいいじゃん
簡単にそういうけれど
山道を通って
暖かい羊のスープに浸されていた頃が
1番いいことになるじゃんか
事実そうでもあるじゃんかって
牛の糞と嘘を天空に放つわけ

犯した罪
これから犯すであろう罪
汚れたかった
汚したかった
それだけ