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ヘルスケアメディア編集長の「あまり役に立たない話」と“自分らしい”生き方のススメ

こんにちは。WELLMETHOD編集長で、メノポーズカウンセラーの栗本です。
いつもは、本業のサプリメントに関係しそうなお話しや、40代、50代の女性に耳寄りなホルモンバランスの変化によるさまざまな不調のお話しなど、どちらかというと、みなさまの役に立つ情報を伝えることにこだわってお話ししてきました。

でも今日は、ヘルスケアからちょっと離れて、誰の役にも立たないけれど私の話をきいてください。

猫好き夫婦の「結婚」の話

私は今44歳。結婚したのが36歳の終わりなので、今は結婚8年目。
一般的な適齢期に照らし合わせると、ちょっと遅めの結婚です。
この結婚は、実は夫婦2人の意思以外の思惑が絡まっていたのです。

9年ほど前、パートナー(今の夫)と私は、私の当時の勤め先の借り上げ社宅だった賃貸マンションで一緒に暮らしておりました。(婚姻関係がなくても申請すれば同居させてくれる懐の大きな会社!)
ふたりとも、「妙齢でつきあってたら結婚するのが当たり前」みたいな考え方ができない人間で、結婚する予定はないものの、仲良く暮らしておりました。
借り上げには期限があって、その期限がくる少し手前、お互いに猫好きのふたりは「たくさんの猫と住める家に住もう」と決めて、家探しを始めます。

賃貸より持ち家、それも一軒家

いろいろ検討した結果、賃貸では一緒に住めるペットの数に制限があることが判明。古い一軒家の貸し家なんかも検討したものの、できれば大阪市内に住みたい夫婦の希望の物件は見つからず、猫を飼うなら家を建てた方が良いんじゃないかという話になりました。

とはいえ、手がでる価格帯かつ大阪市内で手に入りそうな新築一軒家といえば、いわゆる大阪の長屋が一軒家に化けた、間口のせまい細長い縦長の家が主流。
それは避けたいなーと、たどりついたのが、古い家を購入してフルリノベーションする、というプランです。

そんな家の建て方を推奨してくれるハウジングメーカーを見つけ、まずは安く売られていて、間口の狭くない一軒家の売り家探しをはじめたのです。
しばらく時間はかかりましたが、「これは!」と思える間口は広いが築40年以上の物件を見つけ、物件の購入~フルリノベーションの見積り、ローンの審査というステップを踏むことになりました。

ペアローンの条件

もともと、結婚という形に縛られることが嫌なカップルだったので、カップルで暮らしていてもお財布は別で、家を建てるとなっても、しっかり半分ずつ支払えばいいよねという考え。なので、どちらかの名義という考えはなく、ふたりの名義にする方向で話をすすめます。

すると、必然的にローンもふたりで支払うペアローンを選択することになります。
銀行の審査の結果、見積額での査定は問題なく通ったのですが、たったひとつ提示された条件、それが「婚約」でした。

少し悩んだものの、もともとパートナーとして生きることに申し分のない相手だったので、その条件を飲むこととして契約をすすめました。

「入籍されましたか?」

そこから数カ月、着々とリノベーションは進み、外も内も見違えるほどステキな家ができあがり無事に引き渡しまで終了しました。

そこから2週間ほど経った頃、見慣れない番号から着信。出てみると、ローンを組んだ銀行からでした。

「決裁から2週間たちましたが、その後入籍はどうなっておりますか」

まさかの確認連絡に「明日の予定です~」と、蕎麦屋の出前の催促に対する返事みたいな受け答えをしてしまったのですが、放っておいたら入籍しないと思われたのでしょうか(笑)

まあ、そんな経緯で、結婚してしまった夫婦なのであります。

猫と暮らす楽しさ

世の中には、犬派、猫派などとわかれると言いますし、すべての人が猫が好きではないことも知っていますが、あえて言います。

猫はいいですよ~(笑)

私自身、4足歩行の動物はたいていかわいいと思っていますし、幼少期の我が家は犬を飼っていたので、犬のかわいさも理解しています。
それでも今、猫7匹(最近2匹増えた)と暮らしているのは、いくつかの理由があります。
栗本の超個人的な、猫を愛するポイントをご紹介しますね。

自立しているので手がかからない

我が家にいる7匹の猫のうち、6匹は生後1.5~2ヵ月程度のときに、我が家にやってきました。その時点で、排泄とはトイレでするものだということをしっかりしつけられています。

もともとの保護主さんのしつけの成果とも思ってたのですが、7匹のうちの1匹は私自身が保護したこ。それでもいわゆるシステムトイレを用意してあげたら、ここがトイレと認識して排尿も排便も失敗しないのです。

もちろん、全ての猫がそうではないですし、うちのこも、抗議のためのわざとの失敗をする時もありますが、基本的に、ごはんとお水を準備してあげて、トイレを定期的に清潔にしてあげさえすれば、しっかり育ってくれます。。

散歩がいらない

我が家の猫は、家つき猫。
基本的に外にでることはしません。(たまに脱走したがる子もいますが!)
犬に必要な「散歩」という概念は猫には基本存在しません。

飼い主の運動不足解消にも、犬が家族の一員だったら丁度よいよね!なんてこともありますが、毎日決まった時間に、朝夕2回の散歩を繰り返す、となると、私にとっては覚悟が必要なこと。
とくに我が家の場合は多頭飼いなので、動き回れる環境さえ用意しておけば、勝手にプロレスごっこやおいかけっこで運動してくれるので、肥満になることもなさそうです。

スキンシップはしあわせのもと

我が家には7匹の猫がいて、5匹はいわゆる一般的な毛のある猫、2匹はヘアレス猫です。
もふもふの毛のある猫のおなかにかおをうずめて「猫を吸う」のも良いですが、ヘアレス猫のあたたかくてしっとりとした皮膚にすりすりするのも、とても気持ち良いです。
以前、WELLMETHOD監修医の桐村先生からも、パートナーやペットなどとのスキンシップは愛情ホルモンのオキシトシンの分泌に大切だと教わりました。

もちろん、モフモフしてなくても「ああ愛おしい」と思えるものを愛でることはとても大事。
また、モフモフした「ぬいぐるみ」でも同様の効果が期待できるそう。

いや、そうなったら「猫」じゃなくてもいいじゃん!ってなりますよね。
もちろん、その通りなんですが、猫の場合、いつでも好きな時にモフモフさせてくれるとは限らない、希少感が味わえるんです。

まるで「しゃあなしやで」と言っているかのように、毎回ではなく、たまに顔をうずめさせてくれる我が家の猫たちは、上手に飼い主を転がしているというわけなんですが、いつでも全力で飼い主に愛想よくしてくれる犬に比べると、たまに見せる隙や甘えというのは格別感を演出してくれます(個人の感想)

愛情ホルモンオキシトシンについては、ぜひコチラの記事もお読みください!

おわりに

普段はめったにしない、誰の役にも立たない私自身の話にお付き合いいただきありがとうございました。
いかがでしたでしょうか。

私たち夫婦は、子どもをつくらない夫婦で、その代わりのように、猫の家族と暮らしています。
決して「一般的」ではないかもしれないけれど、“私たちらしい”生き方を選びました。

猫好きが高じて、するつもりのなかった結婚までしてしまったふたりですから、これからも楽しく、あたたかく、愛情ホルモンと幸せをふりまきながら猫との暮らしを全うしていきたいと思います。

執筆:メノポーズカウンセラー/WELLMETHOD編集長 クリモトマサコ


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