「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」を読んで

【読書前】

〇目的
仕事でのお客さんがマーケティングに興味を示しており、その会話に積極的に参加し、コミュニケーションが出来るようになる。また、マーケティングの概要を学ぶ。

〇内容予想
そもそもマーケティングとはどういうものか、それはどのようにビジネスに生かされるのか。およびマーケターのキャリアについて。

【読書後】

〇内容の要約
森岡さんがUSJ建て直しを行った事例およびP&Gでの経験を基に、マーケティングとはどんなもので、どのような思考が必要かが初心者にも分かりやすく解説されている。「目的・戦略・戦術」や「5C」、「4P」など研修で学習した内容も一歩踏み込んで説明している。また、どのようにマーケティングを進めていくべきかといったプロセスに重きを置いており、頭をどのように使っていくべきかに焦点が当てられている。最後にはマーケターに限らず戦略的思考の重要性がまとめられており、自分のキャリアを考えていくうえでも非常に気づきのある内容であった。

〇読書前の考えとのGap整理
マーケティングというのは、モニターやアンケートの結果を基に数学の力を使って課題解決していくようなものを想像していたが、実際には消費者視点やフレームワークなど自分の身近なところにもヒントは落ちており、それをどのように組み合わせ、しっかり深掘りして分析していくかを考えるものだだと感じた。また、そのような市場分析の技術だけではなく、時には衝突も恐れず自分の分析を信じ、強いリーダーシップでチームや組織を引っ張っていくことも非常に重要なのだと気づいた。当たり前ではあるが小手先のテクニックだけにとらわれず、データや情報にじっくり向き合い頭を動かしていくことがマーケターとしての成功につながることを再認識した。

〇次にどのようなActionを起こすか
まだビジネスの経験も浅く、知識も少ないのでマーケティング用語やフレームワークの理解に努める。(目的・戦略・戦術のそれぞれの言葉の意味や5C/4P/4Sなどフレームワークの理解)それを自分の会社および現在担当しているお客様に置き換えて自分で作ってみる。そこから気づきを得られればいいし、得られなければより深掘りして考えてみる。
合わせて、自分のキャリアについてもう一度考え直す。今のままで成長できているか、そのまま「会社と結婚」してしまわないかを改めて考え直す時間を明日作る。

〇補足
・「作ったものを売る」→「売れるものを作る」に時代が変わっている
・技術志向からマーケティングドリブンに組織を変える
・マーケティング部門は、消費者視点の串を一本刺すこと
・マーケティングができるマーケターになるためには、実戦経験が必要不可欠
・マーケティングの本質は「売れる仕組みを作ること」
・ブランドが選ばれること=ブランドエクイティー
・マーケターに必要なこと=戦略的思考
・目的が最上位、その下に目標がある
・戦況分析は、市場構造を味方につけるために行う
・目的:達成すべき使命で、最上位の概念
 目標:目的を達成するために経営資源を投入する具体的な的
 戦略:目的を達成するための資源配分の選択
 戦術:戦略を実行するための具体的なプラン
・同じ内容でも、目的か戦略か戦術かは当事者の視点よって異なる(戦略のカスケードダウン)
・会社と結婚するな。職能と結婚する。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?