「マーケティングとは「組織革命」である。」を読んで

【読書前】

〇目的
上の本と同様だが、実際にお客さんが見せてくれた本である。また、組織論とマーケティングがどのように絡み合うのかを理解する。

〇内容予想
数字に限らないヒトも絡むマーケティング手法およびポイントについて。およびその提案方法。

【読書後】

〇内容の要約
マーケティングを成功させるためにはどのような組織を作っていけば良いかに関する組織論、および現在ある組織に対して、提案を通す際に重要となるキーワード、アプローチのまとめ。自分が属する組織と照らし合わせると、大企業ならでは(というのも言い訳であるかもしれないが)の悪い部分とその対処法を整理することが出来た。また、そこに対するアプローチは自組織だけではなく、お客様など他組織にも応用出来ることが多くあった。

〇読書前の考えとのGap整理
「理想の組織は人体である。」というたとえが一番納得することが出来た。人体には明確な役割があり、その伝達回路も超高速で確実に届くようになっている。一方、自組織はどうだろうか。スピード感を持って自分は仕事ができているだろうか。
また、このような組織の中で営業職として働くうえで提案活動は上手くできているだろうか。社外への提案ももちろんあるが、社内への提案(面談など含む)についてフレームワークで整理することができたのが大きい。

〇次にどのようなActionを起こすか
自分には組織を作る、あるいは再編する機会はまだ与えられないので、特に後半の「提案」という部分についてまずはチャレンジする。提案に際しては「組織文脈の理解、目的、WHO、WHAT、HOW」の5つの視点を必ず持つようにし、提案内容の中身ばかりに目がいかないよう、俯瞰して見れるようにする。現在取り組んでいるものに対して、この視点で改めて見直す。
また、提案する相手も人間であるので、いいものなんだから買って!ではなく、そのように攻めるか、あるいは引くのかという戦略を意識して、上司のレビューを受ける際には資料の棒読みではなく自分の思考も伝えるようにする。

〇補足
・マーケティングとは「市場価値を創造する仕事全般」。R&Dなどの商品開発でもマーケティングの目線は重要
・理想の組織モデルは「人体」。感知→判断→行動の素早いサイクルが重要
・緊張とは、変化を拒む本能のこと。しかし、生存確率を高めるためには好ましくない行動でもあえて行う。
→自分の周りの環境を変え、やらざるを得ない環境にすること
・ターゲットの理解が9割。公の便益と個の便益の両面で物事を捉える必要がある。
・審判は必ずしもフェアではない。そこを受け入れ、そこに対して適切な戦略をとることができるか。

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