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こんな状況でよく冷静でいられるな?


どうも、旦那です。

ちまたの陰謀論がかわいく見えるほどクレイジーな世の中になってきました。ロシアの理由なき侵略戦争は世界中から批難を受け、ウクライナは総力戦を掲げ市民にまで徹底抗戦を訴えるなど、完全に泥沼化しつつあります。

わたしの記憶にある最初の戦争が湾岸戦争でした。夜間に飛び交う銃弾とミサイルに不覚にも綺麗だなと思ってしまったことを今でも覚えています。その中で数多くの命の奪い合いが起きていることなど、子どものわたしには理解できなかったのです。

9.11から始まったイラク戦争、アフガニスタン戦争、未だ中東の火種はくすぶったままですし、高齢者たちが反戦を訴えるために「わたしたちは戦争経験者だ」と豪語したとしても、我々の世代も十分に「戦争経験者」です。事実、今や実際に戦地に立たずとも戦争の悲惨さはリアルタイムで伝わってきます。破壊された車輌、瓦礫と化した住居や施設、負傷した兵士や民間人、どれも今そこで起きているリアルな戦争です。

わたしはこの状況下で正気を保っていられる自信がありません。政治的にわたしは中道左派、どちらかと言えばリベラル派ですので、戦争反対派です。平和主義者です。だからこそ、徹底抗戦を訴え民兵を組織するウクライナ側にも怒りに似た感情を感じているのです。一方的な侵略に対して自衛する能力こそが、本来「戦争抑止力」として機能しているはずでした。それを眼前で覆されたのです。

チェスというルールの中にいきなりポーカーをぶちこんできたようなものです。世界はもちろんこの一方的な侵略戦争を批難し、先進各国はこぞってウクライナへの支援、ロシアへの経済制裁を発表しています。しかし、ウクライナには資金、兵器は送っても一兵たりとも自国の兵は派遣しません。下手に手を出せば第三次世界大戦の幕開けになりかねない、それどころか、核兵器を撃ち合う最終戦争になりかねないという懸念があるからでしょう。

その論理は理解できますし、致し方ないところもあるのでしょう。しかし、いたずらに市民を危険に晒し、ゲリラ戦を呼びかけるウクライナ政府に対してなぜ誰も異を唱えないのでしょう。市民の国外退去を最優先とし、義勇兵を募るならまだしも、ウクライナ政府は一般市民の国外脱出を原則禁止にしました。これはわたしからすれば、積極的な戦争に他ならず、民主主義国家にあるまじき暴挙としか思えません。

しかし、世界はこれを称賛し、大統領の国内支持率も急上昇していると聞きました。たとえ市民であっても武装すれば立派な兵士です。これを市民虐殺とは言いません。殺されても文句は言えないのです。ロシアに対し圧倒的に兵数に劣るウクライナ政府の苦肉の策なのかもしれませんが、侵略戦争に対して徹底抗戦をするための犠牲は美徳なのでしょうか。

これこそ戦前の大日本帝国のような国民総玉砕の精神に近いものを感じ、非常に危険な状態ではないか、と思う次第であります。もちろん一方的な侵略戦争を仕掛けたロシアを擁護するつもりは毛頭ありません。国交断絶も視野に入れて、世界的に圧力をかけていく必要は大いにあると思います。しかし、その一方でウクライナ政府も応援することはできません。一人でも多くの市民の命と財産を守ることが政府の役目だとわたしは考えているからです。


手の震えが激しく、誤字脱字がございましたら申し訳ありません。とにかく、今の考えをまとめておきたくて書いたものです。この記事自体、現在わたしに入ってきているニュースを元にしたものであり、今後の情勢によって色々変わってくることもあるかと思います。その点ご理解ご了承の程よろしくお願い致します。ご意見、コメントなどございましたら、お気軽に書いていってください。できる限りお返事させて頂きます。

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