『RWBY』ってご存知ですか？
#KENMAYA です。
昨日YouTubeパトロール中（）に面白いものを見つけました。
2021年3月19日に公開された、
『RWBY』という海外アニメの"Ruby"というキャラクターの、
トレーラームービーのファンメイドアニメーションです。
元の動画を知っている方ならグッと来るものがありますよね。
『RWBY』とは
そもそも『RWBY』を知らない方のために簡単に要約します。
『RWBY』（ルビー）は、アメリカのルースター・ティース・プロダクションが制作したWEBアニメシリーズ。
童話作品をモチーフに構成された世界観および登場人物が織りなす、
「ダスト」というエネルギーと「オーラ」の力で戦う人類の戦士たち、
「ハンター」と、人類とは別に誕生し破壊を尽くす「グリム」並びにそれらに就く一部の人類との戦いを描く。
2014年には国際WEBアカデミー賞（英語版）の、
最優秀アニメーションシリーズ賞を受賞した。
しかし、翌2015年2月2日、主製作者・監督のモンティ・オウム氏が治療中に起きた重度のアレルギー反応で、2月1日に逝去したと公式が発表した。
一時は次シーズンの製作も危ぶまれたが、予定通り同年内にVolume.3を公開し、今後も製作を続けていく旨が公式サイトで発表された。
（Wikipediaより一部引用）
モンティ・オウム氏の偉業
総監督であるモンティ・オウム氏の逝去は非常に悲しいものでした。
モンティ・オウム氏は”MADムービー”と呼ばれる、
アニメやゲームのキャラクターを使った創作動画（ファンメイドムービー）の集大成とも言える作品を残し、多くの人を魅了しました。
"MADムービー"というジャンル自体、
インターネット黎明期にアンダーグラウンドで広がりを見せていたものの、
著作権の侵害に該当する場合がほとんどであり、問題視されていました。
しかし、2005年に登場したYouTube、2007年に登場したニコニコ動画に代表される動画共有サイトの登場により、
元々アンダーグラウンド色が強かったMADムービーがYouTubeなどメジャーなサイトにアップロードされることで、さらなる盛り上がりを呼ぶと同時に、メディアでも取り上げられていくうちにその違法性が大きくクローズアップされることになります。
著作権にクローズアップすると、さらに話がややこしくなるので、
今回はモンティ・オウム氏が残したムービーの一部を紹介したいと思います。
『Haloid』
人気ゲーム『Halo』シリーズの主人公スパルタンと
同じく人気ゲーム『メトロイド』シリーズの主人公サムス・アランが、
戦い、そして共闘し、最後はダンスバトルをするという謎展開です。
スパルタン…お前女だったのか…
そんな疑問はさておき、『マトリックス』をパクったシーンや曲が随所に使われています。また、『リベリオン』のガン・カタや『スター・ウォーズ』のライトセイバーなど、あらゆる方面に挑戦的な（？）作品です。
2019年にリメイクされ、高画質版もあります。
『Dead Fantasy』（2019年リマスター版）
こちらは『Dead or Alive』と『Final Fantasy』を掛け合わせたMADで、
モンティ・オウム氏が制作した動画は何本にも渡るシリーズになっているので、一本にまとめてリマスターしてある動画になります。
てゆーか、ヒトミ強すぎでは…？ただの人間だよね…？
カンフー映画を中心に様々なアクション映画のオマージュが随所に盛り込まれており、これは後の『RWBY』にも大きな影響を残しています。
『RWBY』のトレーラー
モンティ・オウム氏は2013年に全く新しいオリジナル作品をリリースすることを発表し、2012年からトレーラームービーを順次公開しました。
今から約9年も前の作品です。
ご存知の方も多いと思いますが、
『RWBY』は4人のキャラクターの頭文字を取ったものです。
・Ruby Rose
赤ずきんをイメージした彼女は本作品のメインヒロインであり、
モンティ・オウム氏自身も日本のアニメーションに大きく影響を受けた、と話しているほど、日本人ウケするデザインをしています。
動画自体に『デビルメイクライ』や『ヘルシング』といった作品のオマージュが盛り込まれ、戦闘スタイルはさながら『ニンジャガイデン』のリュウ・ハヤブサのような忍者殺法を用います。
狙撃銃と大鎌を変形させ、変幻自在に操るところは男心をくすぐります。
・Weiss Schnee
白雪姫をイメージした彼女は、
いわゆる「高飛車」「ツンデレ」キャラクターとして制作されました。
細身のレイピアと魔法を組み合わせた戦闘スタイルですが、
他のキャラクターに比べると戦闘力は劣るイメージです。
しかし、ツンデレという性格上、負けず嫌いという一面も持ち、
魔法を特化させていくことで成長していきます。
・Blake Belladonna
美女と野獣のヒロインをイメージした彼女は、
ネコミミのようなリボン、黒髪、クールなアジアンビューティーなイメージで制作されました。
他のキャラクターと違い、行動を共にするメンバーがいるのですが、
理由は本編を見てのお楽しみ、ってことで。
普段は小刀を武器にしていますが、鎖鎌のように変形させ、伸縮自在な銃を用いることもあり、やはり忍者を意識していると思わざるを得ない戦闘スタイルです。
（というか、いまいち彼女の武器はよくわかりません。）
・Yang Xiao Long
見るからにやんちゃ系で活発な印象の彼女は、
ゴルディロックス（3匹のクマ※イギリスの昔話）をイメージした金髪がトレードマークのわたしのイチオシキャラです。
実はRubyの異母姉妹なのですが、Rubyと違い社交的で明るい性格の持ち主のため、すぐに友達に囲まれるようになります。
そんな彼女の戦闘スタイルは両腕にはめたガントレット。
近接格闘はもちろん、弾丸発射機能もあり、弾丸発射による反動で跳躍したり銃弾を回避したり、と身体能力の高さも伺えます。
そして何よりYangのトレーラームービーに、
先述した『Dead Fantasy』のカンフー映画のアクションシーンがふんだんに取り入れられていることにお気づきでしょうか。
紅白の双子のガードマンならぬガードガールとのアクションシーンは、
ジャッキーチェン主演の『酔拳２』のヴィランである、ジョン（ロウ・ホイクォン）の足技が見事に再現されています。
ちなみに余談ですが、
『酔拳２』のロウ・ホイクォンは、
香港ムエタイのプロ選手として７年活躍した後、
クラブで用心棒をしていたところをジャッキーに見いだされて芸能界入り。そのムエタイから来る打点の高くて素早い足技によって成家班（ジャッキースタントチーム）のエースとなったそうです。
私生活においてもジャッキーの用心棒を務めているそうな。
『RWBY』のこれから
実は2021年現在までに、
第一シーズンのVolume 1全16話、
第二シーズンのVolume 2全12話、
第三シーズンのVolume 3全12話、
第四シーズンのVolume 4全12話、
第五シーズンのVolume 5全14話、
第六シーズンのVolume 6全13話、
第七シーズンのVolume 7全13話、
第八シーズンのVolume 8全14話、が公開されています。
日本語吹き替えは現状、第四シーズンまでのようですが、
今後も『RWBY』のコンテンツとして多方面で新しい展開をし続けてくれることを切に願って終わります。
（´-`）.｡oO（Vtuberになってくれたりしないかなぁ…）
ここまで読んで頂き、ありがとうございました。
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