言われた言葉 Part1

呪いには様々な種類がある。

陰陽師では名前が呪いだった。野村萬斎さんが好きで3回くらい当時観に行ったな。懐かしい。

丑三つ時のあれも呪い。

現在、五徳を頭に乗せて神社にいたら案件ものだ。今はそういうところセンシティブだからね、防犯カメラもあるからね。

私が未だに家族から言われて逃れられない言葉がある。

別にそんな事気にせんでええんやで、って沢山教えてもらったけれど、まだ引き摺っている。

いい記憶より悪い記憶のが人は残りやすいとかなんとか聞いたことがあるが正解だと思う。

とにかく自己肯定感を爆下げしてくる事しか言われていない。

扱いにくいし、育てにくいから親もイライラしたのだろう。

だからといって言っていい言葉じゃない。

「何その目」

これは今でも覚えている。なんなら弟も覚えている。言った本人(母)は覚えてないのかしらを切ってるのか分からないが言ってないそうだ。

記憶の塗り替えが上手い!


「邪魔なんだけど」

これは5歳くらいの時に地獄に落ちる夢だから戦争の夢だかで人がバシバシ死ぬ夢を見て怖くて起きて、母にしがみついた時に言われた言葉だ。

洗濯もカゴを持っていたから多分洗濯物を干すのに邪魔だったんだろうな。

知らんけど

この後「邪魔」と一掃された私は静かに布団に戻り泣きながら寝直した。


「妹じゃねぇよ。奴隷だから」

これは、言わずもがな兄ですね。しかも母の前で宣言していた。

人格を疑うレベルだがこの発言に対して兄はたいしてお咎めはなかった。

私の人権が死んだ瞬間だ。


「おい、部屋掃除しとけよ!」

これは学校から帰宅すると必ず言われた。兄はとにかく整理整頓ができない汚部屋の住人なので小1だか小2の私は週一は必ず部屋を掃除してしていた
なんなら兄の衣類も畳んでクローゼットにしまっていたし、雑巾掛けもしていた。

奴隷契約の賜物である。

「何見てんだよ」

間違ってもこれはヤンキーとかそういうのに絡まれて言われた言葉じゃない。

帰宅した兄にインスタントラーメンを作るのが日課だった。

しかし自分が作ったのに一口も食べさせてもらえず「下手くそ」だの「なんでネギ入れてねぇんだよ」など罵声を浴びせられていた

ときどき食べたいな…と思って見ていると、上記のセリフが飛んできてついでに拳も飛んでくる。

片付けは勿論私です。小学生低学年が兄のためにインスタントラーメンをつくり片付けまでする。

今でもラーメン作るのは得意です。

「メソメソしないで、嫌いなのよ!」

これは私が兄によく殴られたり罵声を浴びせられて泣いていたので、うんざりした母に言われた言葉である

いや、人間ですから傷つきますよ。

泣きたい時もあるじゃない?

毎日我慢できるほどまだ人間として出来上がってませんから。

母にとっては罵声を浴びせられるのも、殴られるのもすべて私が悪いからだと思っているようで、泣いていると怒られた。以降私は家どころか人前で泣く事をやめた。

怒られるからね。


「暴力を振るう奴は底辺なんだ」

これはキングオブクズの父に兄の暴力から逃れたい、助けて欲しいと相談して、言われた言葉だ。
言葉では強気だが実際兄に何か言うこともなければ母に助言することもなかった。

何故なら原因が自分だからだ。

大人の身勝手さここに極まれり。

「お前、絵が上手いからこれ描いてみろよ」

これは夏休みの宿題で水彩画をやらなければいけなかった兄のに体よく宿題を押し付けられた時の言葉である。

じつに扱いやすい馬鹿な子どもだと思う。

まだまだ、家族に言われた言葉は呪いとして残っている。

これ以上は1500文字を超えてしまい読んでる方も飽きるだろから一旦ここまで。

殴られるよりも痛いので言葉です。

呪いの言葉はまだまだ解けない。

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