勝手に生命保険をかけられてた話

バタバタとした毎日の中で、ようやく手に入れた休み。そういう時に限って問題ごとが勃発することに定評のある私です。

「引き寄せ」って言葉があるじゃないですか、私は「逆引き寄せ」が強いようで自分が望んだ結果は掴めないが、望んでいない結果は簡単に手に入る。

叶え!と思うことは遠く彼方へ行くが、まったくノーガードの時に限って叶わないでほしいと思う事は叶ってしまう。
不幸が笑顔でこっちに向かって走ってくるのだ。

「最近、平和だな〜」とか考えると「お呼びですか!?」って勢いで不幸が顔を覗かせる。

全然呼んでないです。

この日も「天気いいな〜洗濯も掃除も全部終わったし、漫画でも読むか!」とのんびりしている時である。

ピコン!

珍しくiPhoneからショートメールを受信した音が聞こえた。最近はLINEが主流でショートメールなんて使わないじゃん。
だから、やや不審気味に画面を開くと知らない番号からだった。

通知に表示された文字に頭が疑問符で埋め尽くされた。

「お久しぶりです。〇〇です。お元気でしょうか?生命保険の更新が間近です、継続される際に名義を伊太刀さんに変更しても宜しいでしょうか?」

なんの話??

因みにこの〇〇は元父親の現奥様で腹違い兄妹の母親であり、散々私に腹違いの子どもの面倒を見させておいて「受験の邪魔になるから」と一方的に縁を切ってきた人だ。
そして、父方の祖母と同じ保険会社で働いてる。

話を元に戻します。

「生命保険てなんだ?」

この時、私は知らないところで自分に生命保険がかけられていることを知った。
何を言われているの分からず、保険について聞くが第3夫人は受取人が誰かも教えてくれない、なんなら契約内容も教えてくれないのだ。

教えてくれないのに「保険料を支払っている人を伊太刀さん本人に変更しても良いですか?」と聞いてきた。

良くないよね?

ちょっと考えてみよう?

誰が私に保険をかけていたのか、本人の同意なしに生命保険をかけていいのか、その人は何故私の生命保険のお金を払っていたのか、保険の内容を教えろと言っても教えてこない…
これで何で「保険の継続と支払いはご自身に変更していいですよね」って話になるのか全く分からない。

「私の同意なしで生命保険をかけていたということでしょうか?今すぐ解約してください、不愉快です」

と返信し、即その保険会社のカスタマーセンターに連絡。どういうことなのか問い詰めるが上に聞かないと分からないという事だったので直ぐに折り返して電話するようにお伝えした。

とにかく保険は解約すること、二度と関わらないでほしい事を伝えて、これは私とあなた達の問題なのだから絶対に実家を巻き込まないでほしい事を伝えた。

しかし、相手はモンスターだ、話が通じるわけがない。

先回りしたにも関わらず、その間に何故か元父親と祖母が実家に対して「伊太刀が俺たちに罵詈雑言を浴びせてきた、どういうつもりだ」「話せば分かる話し合いしましょう」と母に連絡がいっていた。

そこで何故、電話番号を知ってるのに私に連絡するのではなく、関係のない元父親と祖母が介入してきて、母をなじったのか…地獄とはこのことか?

保険ってそんなガバガバなシステムなんですか?どうなってるんですか?

そして、そんな地獄みたいなやりとりの最中に保険会社の支部の偉い方?から折り返しの連絡が来た。

ことの経緯を話「私が契約をしたということは、契約書に私のサインがあるという事ですよね?その原本を提示してください」と話すが支部の方も何の話をされているのわからないようでテンパっていた。

わかる、その気持ちわかるよ、だっていきなりクレーム来たと思ったら自社の社員が勝手に他人の契約書作って生命保険かけてるんだもんね、私も書いてて何言ってる分からないもん。

「事実確認をした上で改めて後日連絡します」

そういったので、私も一旦引くことにした。
だって、この人別に悪くないじゃん…まあ、管理者としての能力が低いことは分かった。

地獄のようなやりとりをした翌日、保険会社支部の方から再度連絡があった。

「サインは私のものでしたか?」

「いえ、社員に聞いたところ…サインはご本人様のものではないそうです。ですので、解約の手続きをさせていただきます」

え??

いや、分かってたけど…サイン勝手に書いてたの?

これってアウトなんじゃないの?

「どういう経緯でそのような不正がされたのかは分かりませんが、人の名前を勝手に使って契約書を作成するのは会社としていかがなものですか?」

と聞くが、どうやら会社としてのマニュアルがあるようで何を聞いても言っても昨日のパニックとは違い、文章をただ読んでいるだけだというのが電話越しにも伝わった。

「もう結構です。とにかく契約の解約は絶対にしてください」

そう伝え、電話を切った。

一体何があってこのような事に巻き込まれるのか不思議で仕方ない。

本人の同意どころかサインまで偽造していたとは…モンスターのやる事は本当に怖い…
今回は解約のできる保険だったからアウトだけどセーフという事にしておこうと思う。
しかし、これが闇金だったらと思うと震えた。

世の中には人を食い物にして生きる人間が存在する。

人を傷つけて平然と生きる人間が存在する。

それが他人ではなく血の繋がりがあった家族だと逃げ場はない、そしてそのモンスターは「悪い事」「まずい事」「やってはいけない事」のボーダーラインが極端に低く、物事の良し悪しが分からないのだ。

なんなら「お前の為に」を盾に正義感を振りかざして、無防備な一般人を斬りつける、通り魔みたいな存在だ。

最後に私が第3夫人から送られてきたメールを見ていただきたい。

「誰も伊太刀さんの事を傷つけようと思っていません。伊太刀さんは〇〇と〇〇にとって大切な存在だと思っています」

これが偽善者のメールですよ。

その「大切な存在」にいきなり生命保険の話してくるとか…何、私…命狙われてるの?って思われても仕方ないと思う。

関係性が築けているならまだしも、一方的に子どもの面倒を押しつけてきて、一方的に縁を切ってきた奴が…何を言ってもいるの、本当に怖い…

とりあえず、私が心穏やかに生きて生きる為に関わらずに生きているだから、関わってこないでください。

「よ、久しぶり!」

とか言える間柄じゃないのは、そちらが一番ご存知なのではないでしょうか?

モンスターの中で過ごすと、人もモンスターになる。

朱に交われば赤くなる。

モンスターに交わればモンスターになる。

どうか、皆様も隣で普通の顔しているモンスターにはお気をつけください。

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