![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/129114250/rectangle_large_type_2_9ade04dd8a017a242e35983eb9922100.jpeg?width=1200)
2024年の植欲の予定
季節的にはまだ早いけれど植欲が刺激されている。
知人からアガベを購入したという知らせがあり、それがなかなか良く締まったチタノタで、なぜ今の時期?という疑問はあったものの初手から結構な投資をしたものだなと感心した。
何よりもしっかりした鉢を選んでいるところに感心した。
アガベやパキポディウムは今や新しい盆栽の形であり、株の大きさや形だけでなく合わせる鉢までトータルにコーディネートして楽しむのが一般的になりつつある。
オーセンティックな盆栽と異なるのは多ければ年に1回は根の整理や鉢増しのため株を鉢から引っ張り出す作業があることで、好事家はこのタイミングで好みの鉢に植え替える。
株の形や大きさによって似合う鉢は異なるし、部屋の雰囲気や一緒に置く株の種類によっても選び方は違ってくる。“鉢合わせ”というジャンルが確立されている。鉢の沼も深い。
今年の植物愛好家としての僕の目標は
“増さず整える”
毎年実生をしたり新しい植物を迎えたりして増えてきた我が家の植物たち。
去年実生したアガベやパキポディウムは冬の間も成長してどんどん大きくなっている。実生のテマカプリネンシスも1年でこんなに大きくなる?というくらいに育った。
パキポたちは実生用のプラに入っているので、これを個別の鉢に移し替えてさらなる成長を図る。
実生のアガベたちは下葉を整理して株の形を整える。
そして4年目に突入した先住アガベは今年胴切りに挑戦する。
水と栄養と日光が揃った環境で我儘に育った先住アガベたちは見事に大きく育った。が、水の量が多かったせいで葉がパンパンになって何だかすごいことになっている。チタノタ・ブルーなんてアオノリュウゼツランかと思うくらいにワイルドな株形になっている。
ビカクシダも株分けが必要な板が2枚ほどあるので、こちらも貯水葉を剥がして仕立て直す必要がある。
ビカクシダは板を増やすのではなく苔玉にハンギングする形で数株をまとめようと思う。数年後にはオバケビカクになってくれると嬉しい。
さて、頭の体操は十分できたけれど、手元に何かないと満たされないのが人の欲望の怖いところ。
結局我慢できなくて新しく鉢を買ってしまったので、SIGMA fpで物撮りしてみた。
![](https://assets.st-note.com/img/1706485763454-cXQiYOaTow.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1706485780796-3zRfe4v9EY.jpg?width=1200)
![](https://assets.st-note.com/img/1706485793114-UVWaHNLLqX.jpg?width=1200)
ライティングを完全にミスっているので黄金の鉢のように見えるけど、実物はもっとマットな質感で縄文土器のような趣がある。
「狂鉢 バベル」という鉢で一目惚れの衝動買い。
植物も鉢もその出会いは一期一会。
こんなことを言っているからどちらも際限なく増えていくんだと思うけれど、趣味の世界はこれで良いと思って生きている。
植物シーズンはまだ先だけど今から活動開始が楽しみで仕方ない。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?