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同じ言語を使っていても、使っている「ことば」は人それぞれ違う♪

同じ言語を使っている人ならば、話し合えば分かり合える、という幻想を抱いている人がいるかもしれませんが、同じ言語を使っていても、使っている「ことば」が全く違う場合はたくさんあります。

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はてな???になった人が多いかもしれませんが、たとえば、

「ごじゃっぺ」

と言われて、何のことか分かりますか?

日本語の単語ですが、これは栃木、茨城などの北関東で使われる方言で「ごちゃまぜ」の意味です。

「そんなごじゃっべじゃ、わかんないべ」
(そんなごちゃまぜじゃ、わからないでしょ)

みたいな風に使います。これは方言の一単語だけの違いについてなので、比較的わかりやすいと思いますが、こんな風に同じ「日本語」という言語を使っていたとしても、分かりあえていないことは、とてもたくさんあるんです。

もう少し分かりにくい例を出すとすると、たとえば、話す時にいつも目を睨むように細める人がいたとします。それで周りの人はみんな怖がっている。いつ怒られるのだろうかと、みんないつもビクビクしている。

でも、当の本人は怖がらせるつもりは全くなく、相手を優しく見つめてるつもりだったとします。そこでは「優しく見つめる」こと、「睨む」こと、の表現が食い違っているんですね。

それは使っている表現の仕方、つまり「ことば」が違っているということ。

同じ言語を話していても全く違った表現の仕方、全く違ったコミュニケーションの仕方をする人はたくさんいて、そこではお互いを全く分かりあえていない。

私はそういう特殊な表現を理解するのが得意です。1つには、私の家が知的しょうがいしゃ施設で、表面的には「よくわからない」人たちがいつも身近にいたから。

そして、私自身の表現もちょっと変わっているから。

人と心が通うコミュニケーションをするためには、そういういろんな表現の人がいるのだということを知るのがとても大切。

そのために、アートをやっていろんな表現があることを知ってみる。絵を描いてみる。詩を書いてみる。写真を撮ってみる。小説を書いてみる。

そうすることで、同じことをやっても、こんなに違う表現をする人がいるんだなあと分かる。

そうして他の人の「ことば」を知っていく。それは他の人を理解するための、他の人への愛を育むためのアートとも言えるかもしれません。

「愛を育むアート」、やってみませんか?

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