海外留学したいけど、できるかな?と思っている人へ♪
哲学ってどんなイメージがありますか?
ムズカシイもの?
よくわからないもの?
海外留学したい時に受ける必要があるテスト、TOEFLの問題のテーマとして、哲学が出てくることもあるので、記事で解説していますが(こちら↓)、
私が大学生だった時の専攻は哲学でした。なので、私は好きなんですね、哲学的な話。でも、大学2年生になるのに哲学専攻に希望を出すことに決めた時、親に言われたものでした。
「なんでそんなとこに行くの?」
もっと役に立つ、良い専攻があるでしょ、というわけなのですが笑、私は構わず哲学専攻に進みました。
進んでから、私はだいぶ少数派であることに気付きましたが(特に女性では)。女子学生は哲学専攻全体で一割もいなかったかもしれません。
変わり者も多かったですし。
哲学をやるような人は大体「当たり前を疑う」前提で生きているので、いろんなことが普通とは違います。
たとえば、私の卒論を指導してくれた納富信留先生が、プラトンの何かの本を授業で扱っていた時だったか、正確には覚えていませんが、貝の話題が文章の中で出てきたので、家に帰った後、貝を買ってきて、水につけてしばらく生態を観察していた、ということをやるのが普通の世界です。
納富信留先生は「のとうみのぶる」と読むのですが、「のぶる」ってだいぶ変わってませんか?由来は英語の noble(高貴な) なのだとか。
納富先生は学生さんと飲み行くと、途中で寝ちゃったりしていることもありました笑
そういう諸々、変わり者の人たちの生き様とか考え方とかが私には面白かった。
「私はどう生きていくのか?」
を考えるにはとても役に立ちました。
「なんの役に立つの?」とよく言われがちな哲学ですが、私は勉強してとてもよかったと思っています。
なので、世間的にどういう評価がされているとしても、やりたいことはやったほうがいい。
オーストラリアに留学した時も、親に一切、事前に相談せずに決めてしまったので、賛成された記憶はありませんが、構わず行きました。
そして、留学する前の私の世界の見方と、留学した後の世界の見方はだいぶ変わりました。
こちら↓の記事に少し書いたことがありますが、
それまでの当たり前が次々と崩壊する経験をして、自分に見えていることにはいろんな側面があるのだと知ることになりました。
日本では、礼儀正しいことが良いこと。
オーストラリアでは、フレンドリーなのが良いこと。
日本では、みんなと合わせるのが良いこと。
オーストラリアでは、自己主張をするのが良いこと。
あまりにも対極すぎて、最初は、大変な苦労をしました。
でも、留学して、私の中の「当たり前」が崩壊した後には、「日本は窮屈」という私の当たり前も崩壊していたのでした。
日本にも、優しい人はたくさんいるし、時間に正確なのは悪いことではない。よく働くことにも、良い面はある。
そうやって、より大局的に、相対的に、世界を見られるようになりました。
だから、留学したいと思うなら、したほうがいい。
それで本当に文字通り、人生が変わることもあります。
私は留学先で、「異文化コミュニケーション」という学問に出会って、とても興味をひかれたので、大学院では「異文化コミュニケーション」の専攻に変えて、今に至ります。
死ぬ時に後悔しないように、やりたいことはやりましょう。
留学したいなら、しましょう。
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