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オートミールが好き

小さい頃のぼくにとって朝食に出てくるオートミールはご褒美そのものだった。

ビジュアルから敬遠されることがあるこの食べ物。知名度もそこまで高くはないから、何それ?って人もいるかもわからない。

オートミールは何かといえば、燕麦のひきわりを牛乳と砂糖・塩で味つけした、かゆ。まぁ洋風おかゆみたいなものだろうか?

カッスカッスの乾燥し切った何かのカスみたいなものに牛乳を注いで、電子レンジに数分入れるだけ、メープルのいい香りが電子レンジから漏れ出して家中をその幸福の香りが満たす。

食感も見た目も何もかもおかゆそのものなんだけれど、優しい味で甘くてとろけるようで自然に表情が崩れるような、そんな美味しい食べ物。小さい頃は何を食べさせられているかもわからず、なんか美味しいモサモサしたものだと思っていた。

大人になってそれがオートミールとわかり、自分で買って、職場の食堂で数週間ずっとオートミールを食べていた。ある日、先輩にそのいつも食ってるゲボみたいなの何?って言われたことはショックだった。こんなに美味しい食べ物が知られていないなんて、見た目だけでこの食べ物を判断するなんて、悔しい。

こんなに美味しいのに。やる気の出ない朝もオートミールは優しく甘えさせてくれるし、やる気満々の朝はオートミールは体の芯に活力を届けてくれる。こんな美味しい食べ物が世の中にはあるんですよー。

思ったよりもオートミールについて書くことがなかったんだけれど、ぜひ食べたことがない人は食べてみて欲しいなぁ。食物繊維が豊富なので体にもいいですよ〜。



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