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孤独の足跡

こんばんわ、海太郎です。

なるべく毎日書くとはじめたnoteも今日で10日目。ついに数が2桁になりました。桁数が増えていくのはなんだか自然と嬉しくなりますね。次に桁を増えるのは90日後です。どんなことをして、どんなことを書いているでしょう。

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今日は先日のnoteに上げたオススメされた読書の『option B』の中で紹介されていた詩とその文章が素敵だったので紹介します。

いや、そこは『option B』の感想だろって自分でも思うんですけど、なんかただの要約になりそうなのでとりあえずやめときます。どちらかというと、『option B』に関しては考え方を学ぶ実用書っていう要素が強いかなと思います。

絶望に際して何を考えればいいか、何を知っていれば人はまた立ち上がれるかが、実例や研究成果を踏まえてわかりやすく読みやすくまとめられてました。ぼくも絶望したらこの本をまためくろうと思います。

さて、詩の話に戻りますね。

その詩は「FOOTPRINT」という詩なのですが、タイトル通り外国の詩です。宗教的寓話感のある詩でもあるのですが、それでもとてもいいので紹介します。(ぼくは無宗教です。)

語り手は、神と浜辺を歩いた夢を思い出している。砂浜にはいつも2組の足跡があったが、「苦しみや悲しみ、失意」に打ちひしがれていたときには、1組の足跡しかなかった。見捨てられたように感じた語り手は、神に問いかける。「わかりません、なぜあなたをいちばん必要としていたときにお離れになったのですか」と。神は答える。「1組の足跡しかなかったのは、わが子よおまえを抱きあげて歩いていたからだ。」

「OPTION B」より

作者はこれをつらいときに支えてくれた友人に送って、感謝の気持ちを伝えました。「みんなが私を抱きあげてくれていた、ありがとう」と。

でもふと気づきます。本当は抱きあげられていたのではなく、作者がいつ倒れても大丈夫なように後ろから寸分違わず自分の足跡を踏みながらうしろを歩いてくれていたと。

これって、とっても素敵だなぁと思ったんですよね。自分はそういう存在に友人にとってなれるもんかなぁ、と。

今は特に誰しもが、どうしても、否応なく孤独感に苛まれて苦しいです。一緒に笑っていた人の息遣いは聞こえなく、隣をみても虚空が広がるのみです。いつ終わるかもわからない道をたった一人で歩いているようです。

そんな時に後ろにいれたら素敵だと思ったんです。

なんか今回は言葉を重ねるだけ安くなる気がするのでここでやめます。
また明日。


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